ABC社長が謝罪「重く受け止めています」　5月と7月に番組収録で事故　増田紗織アナは緊急搬送

ABC・増田紗織アナウンサー
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　ABCテレビ・ラジオは24日、オンラインで社長会見を開催。ABCテレビ・山本晋也社長（67）は5月14日に起こったABCテレビ「CHEF―1　グランプリ　2023」の関連番組収録中に起こった事故について「重く受け止めています。関係者にご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」と改めて謝罪した。

　5月に起こった「CHEF―1」の事故は、出場者である男性シェフがセットから転落して「第12胸椎破裂骨折」と診断され、入院した。山本社長は「順調に回復し、リハビリされている」とし、ケガをしたシェフが番組決勝への出場意欲を見せていることから「シェフの回復を待って予定していた決勝を伸ばしています」と再開に向けて調整中だ。

　また、7月11日に和歌山・田辺市でのABCテレビ「おはよう朝日　土曜日です」（土曜前6・30）のロケ収録中に起こったマリンアクティビティのロケ収録中に起こった事故では、番組出演のエレクトーン奏者・小椋寛子（30）、同社・増田紗織アナウンサー（26）がフライフィッシュの体験取材中に突風に煽られて2人とも高さ2メートルから海面に転落。全身を強打し、一時意識を失って、救急搬送された。小椋は「右側腹筋挫傷、右大腿部皮下血種」、増田アナは「右骨盤、左膝、右肩の打撲、右頬骨打撲傷皮下出血」で加療通院し、現在は番組に復帰している。

　2件の事故が続いたことで「決してあってはならないこと。いかに（事故を）防ぐか現場で考えるようにお願いしている」とし、「もう一度、リスクヘッジできるようこの機会に考えるように」と現場社員らに強く要望し、勉強会を開くことなどを明かした。