桃蝶花楼桃花　全出演者女性の「桃組」公演開催「画期的で唯一無二の番組に」

「桃組」公演を発表する蝶花楼桃花
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　落語家の蝶花楼桃花（41）が31日、都内で会見し、自身が主任（トリ）を務める浅草演芸ホール3月上席（1～10日）「夜の部」で、粋曲や漫才など色物も含めた全出演者を女性芸人で構成する「桃組」公演を開催すると発表した。

　昨年春の真打昇進から2度目となる主任興行。「これまでの寄席の歴史にはない画期的で唯一無二の番組にしたい」と提案し、落語協会、同ホールの松倉由幸社長も賛同。首都圏の定席では初となる試みが実現の運びとなる。時節柄「演芸会のひな祭り」とも言えそうな興行は、宝塚歌劇団も意識して「桃組」公演と名付けられた。

　会見場には桃花をはじめ、講談の一龍斎貞鏡（37）、三味線漫談の林家あずみ（41）ら12人が集結して華やいだ雰囲気。桃花は「単なるイベントで終われば意味がない。寄席が変化していく1つのきっかけになれば」と意気込みを語り、「2回目以降も考えてます。定着して初めて“桃組”の完成です」と結んだ。