NHK武田真一アナ　フリー転身で日テレ朝の顔へ　4月スタート「DayDay.」で山ちゃんとコンビ

NHKの武田真一アナウンサー
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　NHKを退局しフリーに転身することが明らかになった武田真一アナウンサー（55）が、4月にスタートする日本テレビの新情報番組「DayDay.」（月～金曜前9・00）のMCを務めることが30日、分かった。南海キャンディーズの山里亮太（45）とMCのコンビを組む。

　NHKの“報道の顔”が、日テレの“朝の顔”になる。日テレ関係者は「生放送のニュース番組の経験が豊富で、突発的なことにも臨機応変に対応できる。全国的な知名度も申し分なく、民放でも活躍していただけると思う」と期待を寄せた。

　「Day…」は3月末に終了する「スッキリ」「バゲット」の枠で放送される情報エンタメトーク番組。ワイドショー色は薄く、関係者は「武田アナはニュースを読まない方向です」と話している。山里がMCを務め、日テレの黒田みゆアナ（24）が出演することが既に発表済み。もう一人のMCは後日発表としていた。

　武田アナは現在、NHK大阪放送局に勤務。本紙の取材では、2月いっぱいで退局する旨を局側に伝えており、すぐに新番組の準備に入ることになる。別の関係者は「管理職の業務が増え、今後も現場に出る機会が減っていくことで退局を決断された。新番組からのオファーにも背中を押されたのでは」と話している。

　NHKでは平日夜の「ニュース7」をはじめ主に報道番組に出演してきた。エンタメ中心の新番組をどのように進行するのか注目が集まる。学生時代はバンド活動をしており、佐野元春（66）の大ファンという音楽好き。NHK関係者は「真面目そうな印象を受けるが、素顔は朗らかで明るい人」と話しており、民放で新たな一面が見られそうだ。

　◇武田　真一（たけた・しんいち）1967年（昭42）9月15日生まれ、熊本県出身の55歳。筑波大卒業後、90年にNHKに入局。2000年から平日正午の「NHKニュース」を担当。08～17年に「ニュース7」のメインキャスターを務め、知名度が全国区に広がった。16年には紅白歌合戦の総合司会を担当。17年から21年まで「クローズアップ現代＋」のメインキャスター。21年に大阪放送局に異動した。趣味はギター。

　≪有働アナら転身組活躍≫NHKを退職し、フリーに転身した有働由美子アナウンサー（53）は日本テレビ「news　zero」でメインキャスターを務めている。政治部記者などを務めた大越健介氏（61）はテレビ朝日「報道ステーション」のメインキャスターを担当。神田愛花アナ（42）は今月スタートしたフジテレビ「ぽかぽか」のMCを務めている。