ツウは気づいた?男女逆転「大奥」 冨永愛の“馬”は実は…「あの名馬だ!」トレンド入りの乗馬シーン

[ 2023年1月12日 11:01 ]

ドラマ10「大奥」第1話。乗馬し海辺を颯爽と駆け抜ける徳川吉宗(冨永愛)(C)NHK
Photo By 提供写真

 “男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)は10日、待望の第一話が放送された。時代劇初挑戦となった女優・冨永愛(40)の熱演が反響を呼び、関連ワードがツイッタートレンド入りの反響。また、その乗馬シーンが、大河ドラマファンの間で話題となっている。

<※以下、ネタバレ有>

 漫画誌「MELODY」(白泉社)に連載された漫画家・よしながふみ氏の大人気コミック「大奥」を映像化。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描く。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの森下佳子氏が手掛けた。過去3度、映像化されているが、大政奉還まで映像化されるのは今回が初となる。

 第1話は「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」。若い男にのみ感染し、致死率80%に及ぶ奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」が蔓延し、男の数が激減した江戸時代。男子の多くが、種馬としての人生を送っていた。一方、女は労働を担い、将軍職も女へと引き継がれていた。そんな中、貧乏な旗本の息子・水野祐之進(中島裕翔)は幼馴染・信(白石聖)との結婚を諦めようと、大奥入りを決意。そして、8代将軍・徳川吉宗(冨永愛)から最初に声が掛かるが…という展開。

 徳川幕府8代将軍となり、未曾有の財政難に陥る徳川幕府の命運を背負う吉宗の奮闘に焦点を当てた第一話では、本作が時代劇初挑戦となった冨永の演技が光った。冨永は歴史小説好きとして知られ、時代劇出演は「役者としての目標だった」と本紙取材に答えている。出演が決まり、原作漫画を読んだときに「吉宗はパブリックイメージの冨永愛に似ている」と自己分析し、吉宗のイメージを固めるため、吉宗が生まれ育った和歌山県を実際に訪問するほど。「質素倹約」を掲げ、様々な改革に着手した吉宗の手腕、将軍の最初の相手となった「ご内証の方」・中島演じる水野とのシーン、自身の思いより政を優先する自己犠牲の中ににじむ切ない表情などをリアルに演じた。

 大河初挑戦ながら圧巻の演技に、ネット上では「キャスティング大正解」「原作のまま」と話題となり、「#冨永愛さん」がツイッタートレンド入りの大反響。また、序盤の乗馬シーンについては「冨永愛さんの乗ってたお馬さんは有名なお馬さんらしく #鎌倉殿の13人 で小栗旬さんwith洋ちゃんを乗せたり#俺たちの泰時 こと坂口健太郎さんも乗ってのもこの名馬俳優バンカーくんかな?」「よく見る馬さんだ」「大河ドラマ常連のバンカー君!鎌倉殿では小四郎と姫頼朝を乗せて疾走したり、青天の慶喜公や麒麟で十兵衛乗せてた子」「波際をバンカー君で駆ける冨永愛さん、暴れん坊将軍かと思った カッコよすぎ!!」「時代劇に出るのが夢で、乗馬や殺陣(男性の)を個人的に練習していたなんて、冨永愛さん本当に適役だね 大河で常連の馬、バンカーくんも嬉しいだろうな」「バンカーくんをトップスピードで騎乗された冨永愛様と、このシーンを入れてくれた制作の皆様に感謝します」と、大河ドラマの“常連”バンカー君とのタッグに気付いたファンから続々と反響が寄せられた。

 また、この乗馬シーンが、俳優・松平健が吉宗を演じたドラマ「暴れん坊将軍」を連想するとして、「暴れん坊将軍」がトレンド入りするほど。「冨永愛と貫地谷しほりが最高オブ最高すぎてもうこのまま逆転暴れん坊将軍やってほしい」「冨永愛さんが『時代劇呼ばれてみたいけど身長あるので…』ってのがまさかの女将軍で夢を叶えるの凄い」「将軍 冨永愛さまによる上様ランウェイに、CG馬ではない暴れん坊将軍ぶり最強だった」「冨永愛さまかっこよすぎた…!かっこいいし所作は美 CGじゃなくてリアル馬に乗ってくれたの感謝しかない」「海辺を馬で走るシーンがあまりにも暴れん坊で素敵すぎた」と、称賛のコメントがネット上にあふれていた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月12日のニュース