AKB48センター・千葉恵里 初写真集に「ファンの方々も知らない私の一面」

[ 2023年1月12日 08:55 ]

窓からの日差しを浴びながら憂いのある表情を見せる千葉恵里
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 【牧 元一の孤人焦点】初めての写真集「エリンギ」(玄光社)を16日に発売するAKB48・千葉恵里(19)がインタビューに応じ、「ファンの方々も知らない私の一面がこの1冊に詰まっています」と語った。

 カメラマンは細居幸次郎氏で、岡山県内の各地でロケ。自然な笑顔、心から撮影を楽しんでいる様子が印象的だ。

 「細居さんが面白い人だったんです。コミュニケーションを取ってくれて自然に笑わせてくれました。例えば、撮影していない時に私が何かしたりすると『なんで撮っていない時にそういうことをするの!?』とか言うんです。いい意味で撮影されていない感じ、普通に会話している感じ、友だちと遊んでいるような感じで撮れました。ベッドの上にいて両手で顔を覆っているようなところとか、自分では普段しないようなポーズも入っています」

 浴衣を着て街を歩いたり、制服姿でプールに飛び込んだりするなど、自ら提案して実現したカットが含まれている。

 「浴衣を着ると、彼女感が出ます。生写真の撮影で浴衣を着ることもあるんですけど、それで街を歩く機会がなかなかなかったので写真集で着たいと思いました。倉敷の街並みが浴衣に合っていて、日傘をさしたら、より街になじみました。制服でプールに飛び込むと、ザ・青春という感じがします。いろんなアイドルのミュージックビデオを見ると、制服のままプールに入るシーンがあるので、あこがれていたんです。ただ、実現したのは良かったんですけど、思い切り飛び込むことができなくて、ジワジワくるような写真になってしまいました。私は泳げないんです。バタ足をしても、全く前に進みません。飛び込むのは好きですけど、泳ぐのは怖いです」

 2015年、グループのドラフト会議で指名され、同年に劇場公演でデビュー。21年、シングル「根も葉もRumor」で初めて選抜メンバー入りし、昨年、シングル「久しぶりのリップグロス」で初めてセンターを務めた。

 「入った時は11歳、小学6年生で、何も考えていませんでした。その頃はダンスも歌も苦手で、覚えることに必死でしたけど、気づいたら、ここまで来ていました。『PRODUCE48』(18年)に参加してから、ファンの方々やメンバーから『ダンスがうまくなった』と言われるようになって、韓国のファンもできて、自信がつき始めました。昨年がいちばん大きく変わった1年で、歌番組にセンターで出させていただいたり、バラエティー番組にも出させていただいたり、これまででいちばん充実していました。変にプレッシャーを感じないようにして、自分らしくセンターをやらせていただいています」

 最近はSNSでも積極的に発信。女性の支持が多いのが特徴だ。

 「『あこがれる』と言ってくださる方が多くて、うれしいです。『毎日、恵里ちゃんがモチベーションになっている』という言葉で私は頑張れています。個人的にはプロデュースのお仕事がしたい。AKBのメンバーとしては東京ドームに立ちたいです」

 充実感いっぱいの姿を収めた初写真集が、今後の飛躍への試金石となる。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。

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2023年1月12日のニュース