井上公造氏 決断理由は「体調の問題」今後の夢はハワイ生活 “卒業会見”でリポーターから質問攻め

[ 2021年12月16日 20:02 ]

井上公造氏
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 芸能リポーターの井上公造氏(64)が、16日に自身のYouTubeチャンネルを更新。来年3月いっぱいで芸能取材の一線から退くことを発表した。

 「井上公造から皆様へ大切なご報告」と題しYouTubeチャンネルに動画をアップした井上氏は冒頭で「芸能リポーターとして30数年やってきたんですけども、来年の3月末日をもって、今やらせて頂いている東京、大阪、名古屋、福岡のレギュラー番組を全て卒業させていただきます」として来年3月末日をもって芸能取材の一線から退くことを報告した。

 その後は、いつもと逆の立場で芸能リポーターからの質問を受ける形で“卒業会見”をスタート。まず今回の決断に至る大きな理由の一つとしては「体調の問題」とし、約7年前から自律神経のバランスを崩していたことを明かした。本番中のめまいや下半身の冷えなどを7年前から感じ始めたという。そして卒業を考え始めたのは60歳だったと話し「65歳を前にちょっと体を休めたいと思うようになった」と話した。体調不良について「あまりシャレにはならない状態」としながらも、自律神経の症状以外の問題はまったくないことを強調。「タレントさんじゃないから“引退”という言葉を使うのはおかしいと思うんですけど、レギュラー番組として今後何かやるということは一切ないです。何かがあってテレビに出てというオーダーがあれば出ることがあるかもしれない」と語った。

 そしてリポーターから今後の時間の使い方や夢について聞かれた井上氏は「ハワイが好きなのでね、できるだけ長くハワイに」と井上氏の“代名詞”ともいえるハワイでの生活に思いをはせた。もう一つの夢としては野球好きの井上氏らしく「大リーグには30球団ということは30球場あるんですけども、今まだ6球場くらいかな。メジャーリーグの全てのボールパークをエンジョイしたいですね」と笑顔で話した。

 井上氏は本紙の取材に対しても「余力を残してやめたい」と答え、来年3月にレギュラー9番組全てを降板することを明かした。来春以降は自ら芸能取材の現場に行くことはしないが「求められればコメントはします」と話した。

 井上氏といえば年末年始の芸能人へのハワイ取材で有名。ホノルル空港で待ち伏せして直撃取材。多くの芸能人ファミリーやカップルが捕まる姿が年末年始の風物詩となっていた。そして田原俊彦の「僕はビッグ発言」の会見や、山田邦子の不倫報道、チェッカーズの確執騒動など、これまで数えきれないほどの芸能界の“修羅場”を直撃リポート。また、大の野球好きでも知られプロ野球の春季キャンプの取材にも必ず訪れた。

 ◇井上 公造(いのうえ・こうぞう)1956年(昭31)12月30日生まれ、福岡市出身の64歳。西南学院大学商学部を卒業後、フリーライター、竹書房編集長を経て、サンケイ新聞社に入社。サンケイスポーツ文化社会部記者として、事件・芸能取材を担当する。1986年、梨元勝氏の「オフィス梨元」に入り、芸能リポーターに転身。98年には「有限会社メディアボックス」(現在「株式会社KOZOクリエイターズ」)を設立。現在、日本テレビ「スッキリ」、読売テレビ「情報ライブミヤネ屋」「上沼・高田のクギズケ!」、朝日放送「おはよう朝日です」「キャスト」など、9本の番組にレギュラー出演中。YouTube「井上公造チャンネル」も配信している。1メートル76。血液型B。

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