渡辺明棋王が9連覇王手!糸谷八段下し2勝1敗 棋王戦第3局

[ 2021年3月7日 19:07 ]

9連覇に王手をかけた渡辺棋王(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 将棋の第46期棋王戦5番勝負第3局は7日、新潟県新潟市で行われ、渡辺明棋王(36)=王将、名人含む3冠=が133手で挑戦者の糸谷哲郎八段(32)を下し、2勝1敗で同棋戦9連覇に1勝と迫った。

 昼食休憩前からリードを奪った渡辺は、終盤に糸谷の猛反撃に遭って「最後は逆転されたと思っていた」と心境を明かし、決着の可能性がある次局については「流れを切らさないよう頑張りたい」と話した。

 渡辺は並行開催中の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負でも永瀬拓矢王座(28)に3勝2敗で王手をかけている。現在のタイトル通算獲得数は26。谷川浩司九段(58)に並ぶ歴代4位の27期にダブルリーチとなった。

 王将戦の第6局は13、14日に島根県で、棋聖戦の第4局は17日に東京都で予定されている。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月7日のニュース