GLAY 25周年ライブに感無量 コロナ禍で一度は中止も…1万人ファン大拍手に「ありがとう」

[ 2020年12月20日 22:30 ]

さいたまスーパーアリーナでライブを開催したGLAY
Photo By 提供写真

 GLAYが20日、デビュー25周年記念ライブをさいたまスーパーアリーナに観客1万人を集めて行った。

 1月26日に横浜アリーナで開催して以来で、コロナ下では初の公演。安全対策のため収容可能人数の半分を動員し、声援も禁止。TERU(49)は「その手で音を鳴らしてもらえれば、それだけで僕らは幸せです」と声援の代わりに拍手を求めた。

 マスクをした観客、市松模様のように前後左右を1席ずつ空けた客席など、メンバーの眼前には11カ月前とは全く違った光景が広がった。客席からは1曲ごとに大きな拍手が起こり、TERUは「みんながGLAYを守るために、言葉を発せず、その両手で愛情を表現してくれる。それを見るだけで感動するし、うれしい」と感激した。

 ドームツアー4公演を開催し、ド派手に活動するはずだった25周年のアニバーサリーイヤー。コロナ禍で全て中止となり、代替公演として同所で前日19日とこの日に開催した。TERUは「25周年の節目がうまくいかず、この2日間に全てを懸けて僕らはここに立っている。声は出せないけど、一緒にいる時間がこんなにも尊いんだと改めて感じることができた」としみじみと語った。

 11カ月のブランクを感じさせない歌声でヒット曲「SOUL LOVE」や「春を愛する人」を披露。新曲「SHINING MAN」(発売未定)を初披露するなど、全23曲のステージで感動を届けた。ファンは音楽に合わせて体を揺らし、ステージに向かって何度も両腕を突き出した。

 会場では安全対策として、観客全員に接触確認アプリ「COCOA」のインストールを求め、入場前にはウェブでの問診を受け付けた。TERUは「25周年をやっと締めることができた。ありがとう。まだまだ大変な時期は続くと思うけど、こうやって音楽があって僕らがいて、みんなのそばには僕らがずっと付いているということを感じながら強くたくましく生きてほしい」と呼びかけた。

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2020年12月20日のニュース