「うつ病九段」宇賀なつみアナ 本人役で出演「ご縁に感謝」先崎学九段 闘病中「励まされました」

[ 2020年12月20日 08:30 ]

BSプレミアムの特集ドラマ「うつ病九段」に本人役で出演する宇賀なつみアナウンサー(C)NHK
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 フリーアナウンサーの宇賀なつみ(34)が20日に放送されるNHK BSプレミアムの特集ドラマ「うつ病九段」(後9・00~10・29)に本人役で出演。「NHKドラマに自分の役で出演する日が来るなんて、全く想像できませんでした」と語っている。

 プロ棋士の先崎学九段(50)が、うつ病と闘う実話をドラマ化。劇中の棋士は実名登場し、主人公の先崎九段を安田顕(47)、藤井聡太2冠(18)を鈴木福(16)、羽生善治九段(50)をナイツの土屋伸之(42)が演じる。

 先崎九段が闘病中、宇賀アナのテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に励まされたことから出演が決定。イベント司会を務める本人役を演じた宇賀アナは「オファーを頂いた時は恐れ多く、不安もありましたが、こんな私でも誰かの役に立つことがあるのだと、今まで歩んできた道に自信を持つことができました。先崎さんから頂いたご縁に感謝しております。どんな様子なのか、温かく見守っていただけたら、うれしいです」と謝意を表した。

 制作統括の磯智明チーフプロデューサーは「先崎学九段は、宇賀なつみさんがご出演される朝の番組が大好きだったそうです。うつ病になったために当時、テレビを見ても内容が頭に入ってこず、宇賀さんの顔すらまともに見られなくなった、と原作で寂しい思いをつづっています。やがて回復するに従い、宇賀さんの笑顔を見るために起きられるようになったとも書かれています。先崎さんの闘病生活のそばにいた宇賀なつみさん。ドラマにご出演をお願いしたところ、快諾していただけました。画面の中で、先崎さんと宇賀さんの共演が実現できて、うれしい気持ちでいっぱいです」と起用の経緯を説明し、喜び。

 先崎九段は「闘病中、つらい朝に宇賀さんの番組を見て、とても励まされました。これからも元気でご活躍ください。酒豪とお聞きしております。お互い飲みすぎに気を付けて、頑張りましょう!」と“恩人”に呼び掛けた。

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2020年12月20日のニュース