青木理氏 安倍前首相の国会招致に「偽証した場合には、罰則もある証人喚問という形で」

[ 2020年12月20日 11:46 ]

TBS社屋
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 ジャーナリストの青木理氏が20日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。安倍晋三前首相が18日に、後援会が主催した「桜を見る会」前夜の夕食会の費用補てん疑惑に関し、東京地検特捜部の捜査終結後、国会招致要請に応じる意向を示したことに言及した。

 安倍前首相は国会内で記者団に「当然、国会に対しても、誠実に対応していきたい」と明言。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「国民が見られる形にしないと意味がない。今年中に実現するのは当然だ」と述べ、衆参両院の予算委員会で説明が必要だと強調した。

 青木氏は、「刑事事件的には今、検察が捜査していて恐らく政治資金収支報告書への不記載ということで週明けにも安倍さんの公設第一秘書らを略式起訴してこれで一応終わりってことになると思う」とした上で「ただ大きく言うと、首相主催の桜を見る会という会合に(選挙区の)支援者やお友達を大挙招いて、今回問題になっている前夜祭というのはそれをセット。トータルで見ると言い過ぎかもしれないけど、公費を使った有権者買収じゃないのかって思われても仕方ない構図」と指摘。

 そして「行政府の長が、国権の最高機関たる立法府に行って説明を求められて30数回うそをついている。これは三権分立とか民主主義の1番の基本をぶち壊すことを結果的にかもしれないが、安倍さんはされたわけです。となれば国会に言って説明するのは当然」とし「偽証した場合には、罰則もある証人喚問という形で、行政府の長がうそついたのは一体どういうことだったのかってことを問い詰めるのが野党だけでなく与党の皆さんも怒って説明求めていく姿勢を示さないとこの国の民主主義の根幹が崩れていく」と自身の考えを述べた。

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