波瑠、直木賞作品での主演に感慨「やっていてよかった」、脱ぐシーンは「恥ずかしいなって一瞬思いました」

[ 2020年11月13日 19:49 ]

映画「ホテルローヤル」初日舞台あいさつに出席した波瑠、松山ケンイチ
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 女優の波瑠(29)、俳優の松山ケンイチ(35)が13日、都内で開催された映画「ホテルローヤル」初日舞台あいさつに出席。波瑠は原作が直木賞を受賞した当時に読んでいたことを振り返り「『すごく素敵な本だなあ』と思ったときから、全く想像のできない今日なんですけれども、私が本作を演じる日が来るとはってすごく思いますし、やっていてよかったと、強く思います」と心境を明かした。

 誰にも言えない秘密や孤独を抱えた人々が集う「ホテルローヤル」を舞台に、主人公の田中雅代(波瑠)や、アダルトグッズ販売会社の営業マン・宮川聡史(松山)らが織りなす人間模様を描く本作。この日は共演した安田顕(46)、友近(47)、そして武正晴監督(53)も出席した。

 ライブビューイングでの舞台あいさつを踏まえ、波瑠は「お客さんの前で出来ないっていう寂しさもすごくありつつ。何言ってもすべるみたいな感じ(笑)」と言い「こういう機会だから、カメラを通して、電波に乗って、いつもより多くのお客さんのところに、同じ時間で届いているっていうことを楽しめたらなと思います。ここに収まる感じが、お店のマネキンになったような感じで、不思議な感じです」と白い歯を見せた。

 松山は、物語の舞台が北海道であるにもかかわらず、自身の青森弁が出てしまったことが記事やパンフレットで紹介されていることについて「内緒って、毎回言ってるんですよ!よく書けるなって思うんですよね!」と憤慨。友近に「取り乱すなっての」とたしなめられた松山は「優しく見てください」と呼びかけていた。

 その後、終盤のシーンに話が及ぶと、波瑠は「着衣を脱いだりするんですけど」としたうえで「お風呂に入る時とかに服を脱ぐ感じって、絶対に自分しか知らないじゃないですか。その癖を、すごくたくさんの人に見られている気がして、恥ずかしいなって一瞬思いましたけど、そういうちょっとしたところに、人間臭い感じとかが、一緒に出てくれればいいなあと思って。恥とかそういうものは基本的になく、その時間に身を委ねていたっていう感じです」と振り返っていた。

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