東山紀之、ドラァグクイーン姿を披露!名作映画を世界初舞台化 宮本亜門氏と初タッグ

[ 2020年8月27日 05:31 ]

舞台「チョコレートドーナツ」でショーパブのダンサーを演じる東山紀之
Photo By 提供写真

 俳優の東山紀之(53)が舞台「チョコレートドーナツ」で主演を務めることになった。2012年に公開され、日本でもロングランヒットした名作映画を世界で初めて舞台化。東山と初タッグを組む宮本亜門氏(62)が演出を担当する。

 ゲイカップルがダウン症のある少年を育てる物語。差別と偏見の壁に直面するが、屈することなく立ち向かっていく。1970年代の全米ヒット曲をちりばめたショーシーンと、緊迫の法廷ドラマを織り交ぜて描かれる。

 東山が演じるのは、シンガーを夢見るショーパブのダンサー・ルディ。劇中ではドラァグクイーン(女装パフォーマー)姿も披露する。東山は「感情の起伏が激しいけれど、愛情深い人物なので、とても難しいと感じています」と語った。宮本氏の演出については「宮本さんが表現する世界観を楽しみながら全身全霊で演じたいと思います」と意気込んでいる。

 宮本氏はルディ像を「傷つき、ボロボロになっても真っ向から社会と戦う、愛情深い人間」と分析。歌って踊ることができ、人生の深みや悲哀を表現できる東山が適任と考え、オファーしたという。東山へは「どう演じるか、演出家としてとても楽しみ」と期待を寄せている。

 主人公とともに少年を育てる検事ポール役で谷原章介(48)が出演する。東山との共演は初めて。少年マルコ役は、ダウン症のある俳優高橋永(13)と丹下開登(21)がダブルキャストで演じる。谷原は「東山さんのドラァグクイーン姿、踊り、歌、そして何より高橋さん、丹下さんとお芝居できることが楽しみ」と本番を心待ちにしている。東京公演は12月7~30日にPARCO劇場で行われる。

 ○…宮本氏が手がけるドラァグクイーンの舞台は「プリシラ」以来2作目。同作は往年のヒットソングを盛り込み、ドラァグクイーンのドタバタ珍道中を描いた。
 原作は94年公開のオーストラリア映画。日本では16年12月に初めて上演され、人気を集めた。山崎育三郎(34)や陣内孝則(62)らが豪華な女装をしたことでも話題となり、大ヒットを記録。19年3月に再演された。

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2020年8月27日のニュース