「ゴダイゴ」ギタリスト・浅野孝已さん急死、68歳 75年結成からのメンバー

[ 2020年5月13日 05:30 ]

「ゴダイゴ」のギタリスト浅野孝已さん
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 ロックバンド「ゴダイゴ」の結成メンバーでギタリストの浅野孝已(あさの・たかみ)さんが12日に亡くなった。68歳。東京都出身。死因は分かっていない。葬儀・告別式は親族による密葬で営む。後日、偲(しの)ぶ会を開く。

 関係者によると12日朝、都内の自宅で倒れ、午前10時ごろに救急搬送された。家族の連絡でマネジャーが駆けつけた時にはすでに意識がなかったという。搬送先の病院で正午ごろ、死亡が確認された。遺体は解剖された。

 10年前に大腸がんで手術。今年3月末に膠原(こうげん)病を患い入院し、先月22日に退院した。その後の体調はよく、亡くなる前日にも普段と変わらない様子でスタッフと電話で仕事の話をしていた。

 浅野さんは中学時代にエレキギターを始め、14歳で故萩原健一さんと知り合い「ジュニア・テンプターズ」を結成。すぐプロに転向し、75年にゴダイゴ結成メンバーになった。骨太のサウンドでバンドを支えたほか、ジャケットデザインなどビジュアル面で貢献した。

 ▼岡本真夜(46)の95年のヒット曲「TOMORROW」ではプロデューサーを務めた。2010年以降、老人介護施設で慰問演奏を行ったことでも知られた。

 ◆浅野 孝已(あさの・たかみ)1951年(昭26)6月1日生まれ、東京都出身。75年、ゴダイゴの前身「ミッキー吉野グループ」に参加。76年、ゴダイゴでアルバム「GODIEGO」でデビュー。85年に解散し、06年に再始動。CDジャケットのデザインを手掛けるなど美的センスに優れ、86年に東京コミュニケーションアート専門学校の副校長に就任した。

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