「カメ止め」新作がYouTubeで公開　コロナ禍で完全リモート制作に成功

上田慎一郎監督
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　2018年に公開された大ヒット映画「カメラを止めるな！」の新作が1日、YouTubeで配信を開始した。

　「カメラを止めるな！　リモート大作戦！」と題した作品は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制作がきわめて困難になる中、出演陣がリモート出演でネット番組の再現ドラマを作る中でのドタバタぶりを描いている。監督役の濱津隆之（38）ら、前作の出演者たちが自らスマートフォンの動画撮影機能などで撮影し、上田慎一郎監督（36）が26分の短編作品にまとめた。

　感染拡大が止まらない現状を受け、先月から上田監督の発案で制作をスタート。俳優、スタッフらが1度も会うことなく制作され、1カ月足らずで完成にこぎ着けた。同監督は自身の公式ツイッターで「キャストスタッフ一度も会わずのリモート制作。そんな中でありったけの魂こめてエンタメ創りました」とコメントした。

　18年に公開された「カメラを止めるな！」は、低予算のゾンビ映画の恐怖の撮影現場をコミカルに描いた作品。製作費300万円ながら、興行収入31・2億円を記録する大ヒットとなった。