ロンブー亮 吉本興業に「わだかまりない」闇営業騒動で袂を分かつも 岡本社長会見には「なるほど」

[ 2020年1月30日 20:59 ]

会見するロンドンブーツ1号2号の田村淳(左)と田村亮(撮影・尾崎 有希)
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 昨年の吉本興業をめぐる闇営業問題で謹慎処分を受けていたお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(48)と相方・田村淳(46)が30日、東京・表参道のWALL&WALLで復帰舞台となるトークライブ「family」を開催した。終了後、記者会見を開いた。闇営業問題で吉本興業と袂を分かつことになった亮は「わだかまりはないです」と晴れやかに語った。

 昨年7月の謝罪会見では、吉本興業に対し「不信感」と不満を口にしていた亮。この日は「淳が間に立って動いてくれたのもあるんですが、それ以外でも吉本の元マネジャーや、スタッフが(地上波の)番組に戻れるように動いてくれたことを、吉本以外のところからも聞いていたりして…僕に何かを言われたわけではなく、僕を戻そうと動いてくれたことに大変感謝しております。(わだかまりは)ないです。何だったら、僕のことを戻そうと、よかれと思ってやってくれている人がたくさんいてくれることを知った時は、ありがとうとしか思えなかったです」と語った。

 これに対し淳は「本当に100%わだかまりがなかったら、専属マネージメント契約になってると思うんですよね」と笑いながらも持論を展開。「亮さんの気持ちとしては晴れやかな方に行っていますが、この先、僕は亮さんが(吉本との)エージェント契約が気に入らないとなった場合、吉本興業と向き合ったけどやっぱり気に入らないとなった場合は、僕は亮さんの自由意思、会社をやめるとか吉本との関係を断つとか、そういうことがあってもいいかなと思います」とあくまで亮の意見を尊重すると強調した。

 さらに「加藤浩次さんがエージェント契約1人だけ…な感じになっていますが、僕は加藤さんが作ってくれたエージェント契約という話を、何とか株式会社LONDONBOOTSでも後を続いて、いろいろな芸能の契約のあり方みたいなことができればと思っています。この先みんながいろいろな選択ができるようになっていけば」と亮の復帰をきっかけとして芸能契約の選択肢が広がることへの願いも口にした。

 岡本昭彦社長(53)の会見については「長かったのは長かったと思いますが、全部の質問に答えようとしているのは感じました。こちら目線と会社目線が違うのは分かってたんですが、(社長の会見を見て)なるほどという気持ちにもちろんなりました。もっと話し合いをしておけばという気持ちにもなりました」と振り返った。

 淳は「僕は会社の肩を持つ気も全くないんですが、事の発端はやっぱり2人がウソをついたということからスタートして、それで会社がジャッジできなくなる。後手後手になったことは、会社の対応の仕方に何か問題があったのかもしれないですが、すべては2人がウソをついたところから始まったということに立ち返らないと」と付け加えた。

 会場の「WALL&WALL」は亮が昨年7月、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)と謝罪会見を開いた場所。同所を再出発の場に選んだ。

 昨年6月24日の活動停止から201日。闇営業の長いペナルティーから亮が今月10日をもって芸能活動を再開。淳が昨年11月に設立し、社長を務める新会社「LONDONBOOTS」の所属タレントとして再出発している。

 亮は宮迫らとともに、反社会的勢力との間で事務所を通さず直接ギャラを受け取る闇営業を行っていたことが昨年6月に発覚。謹慎処分を受けた。

 同7月に吉本と袂を分かち、宮迫と会見を強行。「圧力で謝罪会見を開けなかった」などと涙ながらに主張し、契約解除を申し入れた。その後、精神的に疲弊し「適応障害」と診断を受けた。

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2020年1月30日のニュース