実写版「ONE PIECE」 ネットフリックスで全世界配信 尾田栄一郎氏「ご期待ください!!」

[ 2020年1月30日 05:00 ]

ハリウッド実写ドラマ化が決まった「ワンピース」作者の尾田栄一郎氏が寄せた直筆メッセージ
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 米動画配信大手ネットフリックスが29日、大人気漫画「ワンピース」の実写ドラマ「ONE PIECE」を制作し、全10話の「シーズン1」として全世界配信すると発表した。実写化は2017年7月に明かされていたが、制作をどこが手掛けるのかなど詳細が決まっていなかった。

 作者の尾田栄一郎氏(45)がエグゼクティブ・プロデューサーとして参加することも決定。尾田氏は主人公ルフィのイラスト入り直筆メッセージを公表。「配役はどうなるの!?もう少しお待ちください。そしてご期待ください!!」とファンにメッセージを送った。ストーリーは明かされていないが尾田氏が「10話でどこまで進むのか」としていることから、コミック1巻からのスタートでシーズン2、3と制作されていくことが考えられる。

 ネットフリックスは、世界190以上の国と地域で1億6700万人以上が契約。配信中心でハリウッドでは異端とみられていたが、昨年のアカデミー賞で製作した映画「ROMA/ローマ」が外国語映画賞を受賞し一気に評価を高めた。今年のアカデミー賞でも巨匠マーティン・スコセッシ氏(77)を監督に据えた「アイリッシュマン」とスカーレット・ヨハンソン(35)主演の「マリッジ・ストーリー」が作品賞にノミネート。尾田氏もネットフリックスに「心強い!!」と信頼を寄せている。

 洋画関係者は「資金も潤沢。あっと驚く大物俳優をキャスティングするかもしれない」と話している。腕が伸びる“ゴム人間”ルフィをネットフリックスがどう表現するかにも注目が集まりそうだ。

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