DeNA黒字化の池田純氏 ラグビー・トップリーグに「楽しい場所に変えれば人は来る」

[ 2020年1月30日 12:05 ]

池田純氏
Photo By スポニチ

 プロ野球・DeNA初代取締役社長の池田純氏(44)が29日放送のMBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・56)に出演。ラグビー・トップリーグについて言及した。

 番組では、12日に開幕したラグビー・トップリーグを特集。昨年のラグビーW杯での盛り上がりを受けて人気が続いているが、これを一過性のものに終わらせないために「徹底討論!日本ラグビー王国元年」と題し、集客案についてトークを繰り広げた。

 在任中5年間で売上高52億円を110億円超まで倍増させた池田氏は「普通に楽しい場所に変えれば人は来る。“野球を見ろ!”というスタンスから、いろんな楽しいことを野球の周りに用意して、イニング間にみんなキャッチボールしてるじゃないですか。あそこにお客さんとか入れて、フライキャッチチャレンジとかして。最初は“神聖なるグラウンドにお客さんなんか入れて”ってすごい怒られた。タブーに挑戦していくとそれ自体楽しい」と自らの経験を披露した。

 その上で「ラグビーはこれから。選手は頑張ったじゃないですか。選手がうまくなって、あとは経営というかビジネスがうまくなって両輪が回ればラグビーはうまくいくはずなんですよ。次は経営、そっち側の番ですよね」と指摘。今後について「変わり続けられるかどうか。まだ守るものがないんで。人ってすぐあきるじゃないですか。なでしこも1回勝った時すごい盛り上がった。選手のブームを1年続いた、全体的には3年くらい余力が続いたと言われている。けど今あの時と比べるとどうなんだと」とし、「僕らがやったのはまずビールをベイスターズラガーとか開発して選手たちみんなで発売って出したらドーンと売れて2億円くらいかけて外国人選手を補強できた。あと帽子を神奈川中の小学生以下の子ども72万人にクリスマスプレゼントしたんです。あれで一気に子どもたちが増えた。子どもからお母さんに伝わり、それを“お父さん、こんなんもらった”って、おじいちゃんは“大洋の時代だった”って3世代来てくれるようになった」と話した。

 一方、うまくいかなかったこともあり、「展示するのにダイオウイカを借りたんですよ。子どもたちに。そうしたら異常気象じゃないですか、最近。腐敗しだして球場中スルメのにおいで…」と明かした。

続きを表示

2020年1月30日のニュース