宮川大助・花子 紫綬褒章受賞でケンカ漫才「ウケなくなった」

[ 2018年1月15日 15:47 ]

紫綬褒章受賞記念イベントの発表会見に臨む(左から)弟子の宮川隼人、「宮川大助・花子」の宮川大助、花子、娘の宮川さゆみ
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  昨秋、紫綬褒章を同時受賞した夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川大助(68)、花子(63)が15日、大阪市内で「ベスト・マイワイフ〜宮川大助・花子紫綬褒章受章記念イベント〜」(4月1日、なんばグランド花月)の開催発表会見を開き、MCは娘の宮川さゆみ(39)と弟子の宮川隼人(44)が務めた。

 花子は淡いピンクの着物に身を包み、大助はモーニング姿で登場した。大助は昨年3月に「腰部脊柱管狭窄症」のため手術し5月に復帰。だが、6月には「感染症」で再入院。「グラム陽性菌敗血症」も発症したが、9月に再び復帰した。今も「下半身にはシビれが残っている」と大助。冬でも100メートルほど歩いただけでシャツが汗でびっしょり濡れる。「劇場の出番がリハビリ。この1年は女房に頑張ってもらって、来年は」と気長に体調を戻していくつもりだ。

 ただ、紫綬褒章受賞以来、周りの見る目が変わった。若い頃と同じように夫婦でいがみ合ったり、格闘技のようにケンカするような漫才は「舞台ではウケなくなった」と花子。「やわらかく、ユーモアがあって、家庭のぬくもりが伝わるような夫婦漫才をやると、お客さんが喜んでくれる」と大助。落ち着いた、年齢相応のスタイルに徐々に転換しつつあるようだ。

 紫綬褒章授賞式で、天皇陛下から言葉をかけてもらった。「異例のことだそうです。大助君の前に陛下が歩いて来られて“身体を大切に、国民のためにますます頑張って”と。ホントにありがたい」と花子。元々は大助が70歳となる2020年の東京五輪あたりで「引退しようか」と2人話していたが「大助君が体力の続く限り(漫才を)やりたい」と花子は亭主の尻を叩くことにした。

 記念イベントは桂文珍(69)と、大助・花子の娘・さゆみがMCを務め、「矢野・兵動」「和牛」「藤崎マーケット」「学天即」「尼神インター」らが出演。「皆さんの漫才があって、私らの漫才があって。トークもあって、最後にミュージカルを」と花子が説明した。

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2018年1月15日のニュース