佐藤名人、完敗認めた「中盤、終盤の指し手が的確」

[ 2018年1月15日 05:30 ]

朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント準々決勝 ( 2018年1月14日 )

朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント準々決勝で、藤井藤太四段(手前)と対戦する佐藤天彦名人
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 大盤解説会の木村一基九段は対局中、佐藤名人について「普段は表情も出さず、淡々と打つ佐藤さんらしくない」と指摘。髪を何回もかき分け、首をかしげ、終盤戦はお手上げという感じで天井を見上げていた。

 終局後の取材で佐藤は「中盤、終盤の指し手が的確で、その差が詰まらなかった」と完敗だったことを認めた。これまでも番組の解説などで何回も藤井の対局を見ていたが、実際に対戦し「終盤が鋭い。強さを持っている」と語った。

 「これからいい将棋が指せる相手になるのではないか」。棋界のトップを担う名人が、これから長きにわたって好勝負を演じる“ライバル”として藤井を認めた言葉を発した。

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2018年1月15日のニュース