「笑い飯」哲夫 奈良の小学校で歴史・仏教の特別授業 M−1決勝はとろサーモンに期待

[ 2017年11月30日 17:46 ]

近大附属小学校で歴史、仏教について特別授業をする「笑い飯」哲夫
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 「笑い飯」哲夫(42)が30日、近畿大附属小学校(奈良市)で「奈良☆再発見」と題した特別授業で講師を務めた。授業後、3日に迫った「M―1グランプリ2017」決勝について、第10代王者(2010年)として話し、ネタの順番が番組内での抽選で直前まで分からない方式になったことについて「中川家さんみたいにトップバッターが優勝するかも。ネタ順がカギを握る」とルール変更を注意点に挙げた。

 「笑い飯」は決勝進出9年連続9度目の挑戦で悲願の優勝を果たした。優勝予想については具体的に話さなかったが、「とろサーモンがかき回してくれれば面白くなる」と結成15年目のラストイヤーに、10度目の準決勝挑戦で初の決勝進出を決めた伏兵・とろサーモンに期待していた。

 授業は奈良の歴史や仏教の面白さを伝えるという内容。同小の1〜6年までの児童708人を対象に、低学年向け、高学年向けに分けて熱弁を振るった。哲夫は「ちゃんと笑ってな」と児童にお願いしたり、「リアクション薄いんとちゃう?」と問いかけるなど、児童や、教職員、父兄は何度も大爆笑。「奈良は日本の中心だった」「仏像には如来、菩薩、明王、天など4つのランクがある」「煩悩は108」などマジメな話に笑いを交えて講義。喋りすぎて授業が10分オーバーするというハプニングもあったが「優秀な児童が多かった。奈良は歴史のある街。仏教や歴史に興味を持ってくれれば」と手応えを感じていた。森田哲校長(58)も「子どもたちは大喜びでした。仏像を見て笑い出さないかだけが心配」と満足そうに話した。

 哲夫は奈良県桜井市出身で、奈良市観光特別大使、桜井市広報大使を務めるなど“奈良県芸人”として知られており、また、仏教への造詣も深く、仏教関連の著書もあって「初心者にも分かりやすく笑える」と評判だ。

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2017年11月30日のニュース