テレ東社長 「72時間ホンネテレビ」は「いい学習のモデル」もやるとなると「相当な重荷 難しい」

[ 2017年11月30日 15:46 ]

 テレビ東京の小孫茂社長(66)が26日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、元SMAPの稲垣吾郎(43)草なぎ剛(43)香取慎吾(40)の3人が出演したインターネットテレビ局「AbemaTV」の特番「稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」について言及した。

 小孫社長は「個人的にも組織的にもいろんな勉強させていただいている」と前置きしたうえで、「あれがテレビの新しい形かと言うと、おそらくテレビの新しい形ではない。映像メディアとしての新しい形かと問われると、映像メディアとしては新しい形の一端かなと思う」と分析。「いろいろな工夫をされているし、映像のメディアとしてあれほど、立体的にいろいろなツールをお使いになったイベントはなかったんだと思う。その中心のおられる方、お3人が他にあるかというぐらい、日本全国の支持を元々得ておらえる方だった、といういろんな要素が重なって、私どもにとってもいい学習のモデルとなった」と話した。

 72時間で生放送を行い、視聴数(接続回数)は計7400万件を超え、大きな話題を呼んだ。「数字についても、いろんな分析も出ている」としつつ、「それよりも収支的には、テレビ東京グループが同じことができるかというと、相当な重荷になってしまうので難しいとは思う」と冷静にコメント。それでも「立体的に使えるメディアのツールを使って、ああいう皆さんに注目していただける、イベントができるという手法については相当学ぶべきことがある」。地上波、BS、配信、さらにはSNSとさまざまなものがあるが、「何となく地上波か見るとある種ライバルというか、敵のように見えるが、これをうまく組み合わせることによって、新しいメディア案として、視聴者にいろんなものがお届けできるという、道を開こうとしたチャレンジとしては評価すべき点が多々ある」と評価。「テレビ東京が近い将来、それをどこまで活用できるのか、そういうシミュレーションにも使える、いいモデル1つになったのではないかと思っています」とした。

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2017年11月30日のニュース