さんまとハム木田氏の縁つないだのは長嶋さん 清宮当たり、球史に残る演出

[ 2017年10月27日 09:00 ]

長嶋茂雄氏
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 プロ野球のドラフト会議で、7球団競合の末に早実・清宮幸太郎選手(18)との交渉権を引き当てた日本ハム・木田優夫GM補佐(49)は明石家さんま(62)の助言で、左手でクジを引いた。快挙を引き出したさんまと木田氏が出会ったのは、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(81)がきっかけだった。

◆「長嶋監督と会いたい」さんまの希望を木田氏取り持ち◆

 巨人の監督に長嶋氏が復帰した93年。さんまは「長嶋監督と会いたい」と知人に相談した。最終的にこれを実現させたのが、当時巨人の投手だった木田氏だった。この時に2人は意気投合。オフに食事する関係になった。関係者は「木田さんにとって、さんまさんは師匠。冗談交じりに“明石家一門”を名乗るようになった」と明かした。

 96年からはクリスマス恒例の特番「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」(フジ)に、木田氏がトナカイ役で出演。14年9月の引退時には、木田氏が所属していたBCリーグ・石川の1日コーチにさんまが就任。引退に花を添えた。

 過去にも木田氏はさんまの助言を実行している。98年に米大リーグのタイガースにFA移籍した時。契約時の会見に羽織はかま姿で登場し、米国の記者を仰天させた。さんまから「サムライ魂を見せてこい」と提案されたもの。会見後に「つかみはOKですね」と手応えを感じていた。

 球史に残るドラフトを演出したさんま。来年以降、さんまに助言を仰ぐ球団が増える!?かもしれない。

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