吉右衛門が誓い「伝統しっかり演じたい」、国立劇場12月歌舞伎

[ 2017年10月27日 05:30 ]

国立劇場の12月歌舞伎公演の出演者(左から)尾上菊之助、中村又五郎、中村歌六、中村吉右衛門、中村東蔵、中村雀右衛門、中村錦之助
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 歌舞伎俳優の中村吉右衛門(73)が26日、都内で行われた国立劇場12月歌舞伎公演の取材会に出席した。今公演では初代中村吉右衛門の当たり役で、実父の初代松本白鸚も60年前に上演した「隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)」に挑む。

 意外にも主人公の由兵衛は初役だが「なかなかやる機会がなかった。20年前にやりたかった」と苦笑い。24日に政府から文化功労者に選ばれただけに「播磨屋の伝統をしっかり演じたい」と文化の継承を誓った。

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2017年10月27日のニュース