球拾い―大リーグのこぼれ話伝えます―

選手側に立ち続け…地区Vもレッドソックス・ファレル監督解任

 先週、ア・リーグ地区シリーズでアストロズに敗れたレッドソックスのジョン・ファレル監督が解任された。昨季も地区シリーズで負け、2年連続の敗退だ。しかし、監督就任1年目に最下位チームを“世界一”に導き、在任5年で3度ポストシーズンに進出。名門の最低ノルマは果たしたはず。デービッド・ドンブロウスキー編成本部長は「細かい理由には触れない。変化が必要だった」とだけコメントした。

 ボストンの野球記者たちは書き立てた。ファレル監督が選手側に立ち続けたのがフロント幹部に嫌われた、というのだ。また、「昨季引退したデービッド・オルティス外野手に代わる選手リーダーが不在なのも監督の足を引っ張った」とも。リーダー候補はダスティン・ペドロイア二塁手だが、5月のオリオールズ戦で自身が受けた執ような内角攻めに端を発した報復合戦を混乱させた。

 「オルティスなら“もう終わり”の一言で収められた。監督は選手に任せきりにし、結果、大リーグ機構(MLB)の警告(を受けた)」

 もう1つが、レ軍OBの殿堂入り投手デニス・エカーズリー氏ヘの侮辱行為。チーム専属のテレビ、ラジオの解説を務めるエカーズリー氏の厳しいコメントに不満を持つ選手が多かった。チャーター機での移動に同乗したエカーズリー氏に、デービッド・プライス投手が「あんたは大投手らしいが、今の野球の厳しさ、難しさは分かっちゃいない」と浴びせ、「この飛行機から出ていけ」。数人の選手が拍手した。内幕暴露は球団の前株主のボストン・グローブ紙。驚いたフロント幹部数人がエカーズリー氏に謝罪したが、ユニホーム組は誰も謝らなかった。

 この2件が「監督が選手を掌握していない証拠」になり、解任という。昔からボストンの野球記事の厳しさは有名だが、なるほど…。 (野次馬)

[ 2017年10月15日 05:30 ]

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