DeNA・関根3戦連続猛打賞! 06年・石井琢朗の球団記録に王手 6戦15の10で単独首位導いた

[ 2024年4月5日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3―2阪神 ( 2024年4月4日    京セラD )

<D・神>6回無死一、三塁、関根は右翼線に適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 DeNA・関根のバットが「打ち出の小づち」のように安打を重ねる。2、4回に中前打を放つと0―2の6回無死一、三塁では右翼線に適時二塁打。「チャンスでも気持ちは変えていない。特別な気持ちにならずに冷静に打てた」と語った。

 この一打で反撃ののろしが上がる。なお1死満塁から代打・楠本が中前に逆転2点打。関根の3試合連続の猛打賞となる3安打の大暴れでチームは00年以来、24年ぶりに開幕から2カード連続で勝ち越し、単独首位に浮上した。

 プロ11年目の開幕はベンチスタート。その悔しさをぶつけている。昨季は2年ぶり開幕スタメンを勝ち取り、自己最多140試合に出場。打率・261に終わったが、中盤まで打率3割台を維持して2年連続のAクラス入りに貢献した。さらなる飛躍を狙う今季はドラフト1位の度会が3月29日の開幕広島戦で先発出場。「来年(25年)はこうなりたくない」と気持ちを切り替えアピールを続ける。

 これで出場6試合で15打数10安打、打率・667。5日の巨人戦で4試合連続猛打賞となると、06年・石井琢朗の球団記録にも並ぶ。「まずは一打席、一打席の準備を重ねたい」と関根。背番号63の意地が、度会を含めた外野手争いに刺激を与えている。(大木 穂高)

 ≪プロ野球記録は5試合連続≫関根(D)が3試合連続猛打賞。連続試合猛打賞のプロ野球記録は54年の西沢道夫(中)、03年の井口資仁(ダイエー)の5試合、チームでは06年の石井琢朗の4試合となっており、5日の巨人戦で球団記録に挑戦する。

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