巨人・戸郷悔し…勝ち越し許して7回2失点で降板 開幕2戦2勝ならず 24歳バースデーには菅野が力投

[ 2024年4月5日 20:17 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2024年4月5日    東京D )

<巨・D>5回、山本を投前ゴロに斬る戸郷 (撮影・西川祐介)
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 巨人の戸郷翔征投手(24)が5日に行われたDeNA戦(東京D)で今季2度目の先発登板。打線の援護に恵まれずに7回7安打2失点で降板し、2年連続3度目となる開幕2戦2勝を逃した。

 プロ6年目で初の開幕投手という大役を任された3月29日の阪神戦(東京D)では6回4安打無失点と好投して今季初勝利。巨人投手陣はここからプロ野球タイ記録の開幕25イニング連続無失点という快挙を成し遂げた。

 戸郷が24歳の誕生日を迎えた前日4日の中日戦(バンテリンD)では過去10年で8度の開幕投手を務めた菅野智之投手(34)が7回4安打無失点の力投で今季初勝利。先発ローテーション6番目の投手として上がったマウンドで最速153キロをマークし、チームの連敗を3で止めた。

 菅野の姿にも力をもらった戸郷はこの日も力投。開幕戦では最速148キロで6回5奪三振だったが、この日は3回終了時点で早くも5奪三振。2回には今季初の150キロ超えも計測した。味方打線はバッテリーを組む大城卓の適時打で2回に1点先制。最少点の援護だったが、戸郷はその後も好投を続けた。

 だが、1―0のまま迎えた6回だった。先頭の8番・林を打ち取った当たりが左翼線にポトリと落ちる不運な二塁打となり、犠打で1死三塁。ここで打席に入った相手のドラフト1位新人・度会に初球のボール球フォークボールを右前適時打された。

 昨季から続いていた連続イニング無失点が45回で途切れた戸郷は、続く7回には先頭の牧に右前打されたあとで二盗を許し、内野ゴロで1死三塁となってから関根に中前適時打されて1―2と勝ち越しを許した。

 さらにこの回、1死二、三塁とピンチが続いたが、後続を打ち取り、それ以上の得点は許さず。戸郷はこの回を投げ切って降板した。8回のマウンドには2番手左腕・バルドナードが上がっている。

 戸郷の投球内容は7回で打者27人に対して105球を投げ、7安打2失点。8三振を奪い、四死球はなし、直球の最速は151キロだった。

 ▼戸郷 前半はいい投球ができていたと思います。ただ、最後粘りきれなかったところが凄く悔しいです。こういう投球をシーズン通してなくしていけるようにまたやっていきます。

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