【高校野球】帝京に新怪物現る 4番・奈良飛雄馬が特大弾 新基準バット関係なし!

[ 2024年4月5日 16:11 ]

春季東京都高校野球大会2回戦   帝京10―0京華商 ( 2024年4月5日    都営駒沢 )

<帝京・京華商>3回1死、左越えソロを放ちハイタッチする帝京・奈良(撮影・村井 樹)
Photo By スポニチ

 名門・帝京に新怪物が現れた。その名は奈良飛雄馬内野手(3年)。2回1死から高めスライダーを捉えた打球は一直線に左翼スタンド上段へ。打った瞬間それと分かる打球を眺めながらゆっくりと走り出した1メートル84、104キロの大型スラッガーは「完璧でしたよね」と満足げだ。

 確信するまでに1秒もいらなかった。カウント1―1から浮いてきたスライダーを見逃さず強振すると強烈なライナー性の打球が左翼ネット上段へ突き刺さった。公式戦通算2本目の本塁打は低反発の新基準金属バットでの第1号。バットが変わったことを感じさせない打球に「飛ばないと言われているが、そういう言い訳を言わないぐらい振り込んできた。チームとしてしっかり振れている自信もあります」と胸を張った。

 奈良の言葉通り、チームとしても先発全員の12安打10得点で2試合連続コールド勝ち。昨秋は都大会出場も逃したが、ひと冬越えてたくましくなった帝京ナインは春連覇へ向け進撃中。その中心にどっしりと座る頼れる4番は「もちろん目標は優勝です」と頂点だけを見据えている。(村井 樹)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月5日のニュース