ソフトバンク・大津 投球に生かされている教え 日本製鉄鹿島時代に恩師から言い聞かされた言葉

[ 2024年4月5日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク8-1ロッテ ( 2024年4月4日    ペイペイD )

<ソ・ロ>先発した大津(撮影・成瀬 徹)
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 【記者フリートーク】ソフトバンク・大津の投球には社会人野球時代の教えが生きている。恩師である日本製鉄鹿島の中島彰一監督(57)は取手二(茨城)で84年夏の甲子園に出場し、PL学園との決勝では桑田から延長10回に決勝3ランを放ち、優勝に貢献した名捕手。当時は先発だった右腕に対し「状態がいい時ほど気をつけろ」と言い聞かせ、「腕が振れてると思うと、真っすぐに頼って甘いところに行く。投球をつくれ」とスライダー、カットボール、ツーシームを磨かせた。

 社業では鉄を製造する厚板工場で勤務していた大津。“鉄は熱いうちに打て”という恩師の熱は十分に伝わっている。オフには茨城県鹿嶋市まで足を運んで交流した。中島監督はこの日のプロ初先発の勇姿を自宅でテレビ観戦。「緊張もあったのかな。でも、本当に大したもんですよ。熱い、義理堅いやつ。よろしくお願いします」と喜んでいた。(ソフトバンク担当・井上 満夫)

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