万波中正　史上23人目全打順で本塁打　1号3ランがエスコン100号　新庄監督「なんかくれます？僕に」

パ・リーグ   日本ハムー楽天 （ 2024年4月3日    エスコンF ）

＜日・楽＞新庄監督と勝利のハイタッチを交わす万波（撮影・高橋　茂夫）
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　日本ハムの万波中正外野手が3日、楽天戦の5回に1号となる左越え3ラン。史上23人目となる「全打順での本塁打」を達成した。

　この日は「3番・右翼」で先発。初回には先制の左前適時打を放ち、5回には追加点を挙げる3ラン。この1発はエスコンF100号のメモリアルアーチともなった。

　4打数2安打4打点と大暴れだった。

　先制適時打の後に「打ったのはチェンジアップだと思います。昨日はチャンスで凡退していたので、今日は打ててよかったです。この後も気を引き締めて、あと3点！」と意気込んでいたが、有言実行の3ラン。「最高です！3点取りました！！」と興奮気味にコメントしていた。

　試合後、新庄監督は万波の記念アーチに「俺、そういうのあまり気にしないかな。100号とか、別に。本人がうれしいかどうか、分からないですけど」とし、全打順で本塁打にも「あ、それも興味ないかな」とマイペース。

　しかし、監督が様々な打順で起用したことで生まれたレアな記録だと報道陣に言われると「あ、なるほど。それ珍しい記録ですかね」「なんかくれます？僕に（笑）。本人じゃなく」とジョークを飛ばした。

　万波について「もう雰囲気は去年から持ち始めている。悪いスイングをしたときにすぐ、あ、これじゃダメだと修正を打席の中でしているイメージは持っています。それは自分がしっかり、これをやり通そうと決めて臨んでいることなので。それでいい結果が。こう、切り替えられる選手になります」と述べた。