ダル7回3失点も今季初勝利ならず 松井裕樹は制球乱れ米5戦目で初失点 カージナルス・マイコラス初勝利

[ 2024年4月3日 13:09 ]

勝ち越し2ランを被弾したパドレス・ダルビッシュ(AP)
Photo By AP

 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が2日(日本時間3日)、本拠でのカージナルス戦に今季3度目の先発。元巨人のカージナルス、マイルズ・マイコラス投手(35)との投げ合いで、7回5安打3失点、6奪三振、1四球とクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)を達成したが、打線の援護なくチームは2-5で敗れて今季初黒星を喫した。2番手で登板した松井裕樹投手(28)は0/3を1安打2四球と制球が乱れてメジャー5試合目にして初失点。元巨人のカージナルスの先発マイルズ・マイコラス投手(35)は6回で7安打を浴びながらも2失点でまとめて今季初勝利を挙げた。

 ダルビッシュにとっては悔しい登板となった。1点リードの6回1死走者なしから1番ブレンダン・ドノバンを四球で歩かせると、2死後に3番ウィルソン・コントレラスに中越えに勝ち越しの2ランを被弾。打たれた瞬間にマウンド上でしゃがみ込むほど、悔しがった。

 7回もマウンドに上がり、先頭のウォーカーに左翼線への二塁打を許して得点圏に走者を進められながらも後続を抑えて無失点で切り抜けた。打線の援護を待ったが、7回までに打線は勝ち越すことができずに勝ち投手の権利は得られなかった。

 2番手として8回から登板した松井は、0/3を1安打2失点(自責1)2四球と乱れてメジャー初失点を喫した。2-3の8回に松井は先頭のドノバンに右前打を許すと、2番ポール・ゴールドシュミットには四球を与えた。ここで投手コーチがマウンドを訪れて間を取ったが、コントレラスにも連続四球を与えて無念の降板となった。3番手のワンディ・ペラルタが適時打や犠飛などで2失点。味方の失策も絡んで自責は1だったが、防御率は2.25となった。

 一方のカージナルスの先発マイコラスは0-0の2回、1-1の4回にそれぞれ1失点してリードを許す苦しい投球。しかし、打線が6回に2点を奪って勝ち越し、今季2度目の登板で今季初勝利を挙げた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月3日のニュース