日本ハム・栗山英樹CBO「強いチームの典型」昨季世界一レンジャーズユニでベンチ入りし体感

[ 2024年3月13日 10:48 ]

昨季の世界一チーム、レンジャーズのベンチ入りを果たし、試合後にメディア対応する日本ハムの栗山英樹CBO(撮影・杉浦 大介通信員)
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 大リーグ球団の視察のために米国に滞在している日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=62)が12日(日本時間13日)、アリゾナ州サプライズで行われたレンジャーズ対ガーディアンズのオープン戦でレ軍ユニフォームを着てベンチ入りした。

 日本語で“野球”を意味する背番号89のユニフォームを着用し、試合前の国歌斉唱時にはブルース・ボウチー監督と一緒に整列。ワールドシリーズ優勝4度のボウチー監督に関して「笑いとユーモアと厳しさ、というところはなるほどなと(思った)」と印象を語った。

 7日(同8日)にはフロリダでレイズの1日コーチとして同じくベンチ入りした際には勝利を挙げたが、この日、レンジャーズは0-3で完封負け。チーム全体で5安打に終わり「いやー、僕が来たばかりにほとんどヒットも(出ず)、点も入らずにすいません。そんな感じです(笑)」と笑顔で謝罪した。

 ただ、昨季世界一に輝いたチームを視察してやはり収穫は多かったという。午前中から施設を見て周り、「いろんな人とざっくばらんに聞きたいことがピンポイントに聞けた。クリス・ヤングGMはホンネで自分の疑問に答えてくれたし、すごくお世話になっている(アシスタントGMの)ジョシュ・ボイドにもケアもしてもらいました」と感謝した。

 短期間でレイズ、レンジャーズという強豪チームのベンチ入りを果たし「小さなことが大事につながるっていう意識を持ってみんながやっている。そこが強いチームの典型だなという感じはします」と感銘を受けた様子だった。

 試合後、去り際には多くのファンからサインを求められる場面も。時間の許す限りサインのリクエストにも答え、充実した表情でフィールドを後にした。(アリゾナ州サプライズ・杉浦大介通信員)

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