【阪神・岡田監督語録】サバイバルキャンプ予告 合同紅白戦が第1段階「そこで振り分けるというわけや」

[ 2024年1月20日 05:15 ]

スタッフ会議を終え取材に応じる阪神・岡田監督(撮影・後藤 正志)
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 阪神の岡田監督は19日、兵庫県内で開いたコーチ会議後、報道陣に対応した。

 ―いよいよキャンプが近付いてきた。
 「まあな、キャンプに関して話が出だすと、いよいよと思うけどな」

 ―キャンプが始まってからの方針は具体的に決まったか。
 「そんな話はしてない。別に、そんなに変わったことやることもないし。(1、2軍の)振り分けでな、ベテランが具志川組になるからな。去年とはだいぶ違うけどな」

 ―調整はベテランは任せる。
 「そうやなあ。一応、11、12日に紅白戦をやるから。最初の実戦でな。そこでまた、(1、2軍のメンバーを)入れ替えるけどな」

 ―入れ替えを活発に行う前提か?
 「いやいや、活発じゃなしに。人数的な問題があるから、結局な。だいたい、ピッチャー20人、野手20人くらいで」

 ―ベテラン投手を多めに具志川に?
 「先発はこっち。リリーフやで、(2軍に)行かせるのは。先発は投げ込みとかあるからな。宜野座の方に選んでるけど。向こうへ行くのは、ブルペン組や。ブルペン組の、ベテランまでいかんけど、ちょっと年上のやつや」

 ―下村と椎葉の1、2軍について。
 「いやいや、下村はファームよ。2軍からよ。そんな無理をさせる必要はないしな。椎葉は1軍に呼ぶけどな」

 ―下村はアマ時代の故障歴を考慮しての判断か。
 「そうそうそう。それはトレーナーからのアレやけどな。今日もだいぶ投げてたみたいやけどな。キャンプまでまだ10日ちょいあるから、これから状態を上げていけば支障は別にないんやけど…。支障はないけど、そこまで2月1日に合わせてやらせる必要がないもんな。2月1日に1軍となったら、10日間で、自分なりにピッチを上げるやろ?今で7割ぐらいの力と聞いているけど。2月1日は練習のスタートの日なんやから、今年のスタートじゃないから、練習のスタートやから」

 ―椎葉は支障がないという判断か。
 「おう、椎葉は全然、大丈夫やったからな」

 ―1軍キャンプに入るルーキーは1人だけか?
 「ルーキーは1人だけやな、1人だけ、1人だけ」

 ―椎葉は期待できる投手か。
 「期待感というか。ベテラン組が4人くらい向こう(2軍)に行っているから、その分、枠があるから、それで1回見てみようと。まあ振り分けるっていうても確定じゃないから、どっちみち紅白とかやったら、そのあとはある程度1年間の1軍の戦力としてのメンバーが集まるぐらいやから」

 ―紅白は去年と同じ形か。
 「一緒、一緒、一緒」

 ―目立った選手がいたら昇格できる。
 「そこで入れ替えるからな。守備も入れ替えがあるし、そのへんがまず第1段階というかな、そこで1回振り分けるというわけやな」

 ―そこまでは逆にしっかり練習をする。
 「そうそうそう、自分でやることはわかっているから別にな。放っておいたらいいじゃないけど、やることはわかっているから。具志川へ行った方が自分の時間を使えるやんか。別メニューまではいかんけどな、やりたいことを、自分でメニューも組めると思うし、それはもう、18歳や19歳のピッチャーと違うわけやからな」

 ―若い門別、茨木が1軍。期待の大きさか。
 「うーん、まあ、(門別は)年齢的に一番下になるからなあ。それやったら2人入れろって言うたんや、キャッチボール相手にしろって(笑い)一人だけな、なんかぽつんとな、おーん」

 ―門別は隠さなあかんのでは?
 「今は隠されへんて。隠されへんよ。だったら新聞で書くなよ。名前出すなよ。隠されへんやん、そんなもん、無理やん。今はもう隠すことなんてでけへん」

 ―椎葉はレベルの高い環境が成長のきっかけになりそうか。
 「そら、担当スカウトからの話もあったけど、まだまだ完成品じゃないからな。そういう意味では、そのレベルに達してない部分があると思うけどな。それは(1軍投手と)一緒にやることによって、全然、そこで自然と身に付くこともあると思うしな、それはやっぱり一緒にやったら全然違うよ。高いレベルの練習方法にしてもな」

 ―キャッチャー2人(藤田、中川)は、1軍投手のボールを受けて成長をうながす狙いか。
 「いや、長坂はあれや、ちょっとベテラン(投手)が行くからな、具志川にな。だからあんまりな。キャッチャーは1人とあとはアルバイトって言うとったから、それもう、ボソボソ、キャッチングされても困るから」

 ―今キャンプのテーマは?
 「オレはやっぱりまずね、技術とかもあるけど、1年間の体力やで、はっきり言うて。例えばな、なんか技術面ばっかりに走って、そこが大けがにつながったりな、そういうのが一番困るわけやからさ。やっぱり、シーズンを乗り切る体力というかな、そら夏場にバテてもらっても困るし、それは。だからもう、技術面よりもそっちじゃないかな。技術というのは、そらバッターなんか練習じゃなしにゲームの中で状態が上がっていく方が大きいかも分からんしな。練習でなんぼ調子がええっていうても、ゲームで全然あかんようになるわけやから、バッターはなあ。ピッチャーはブルペンである程度、このくらいの球投げられたら抑えられるというメドが立つけど、バッターの場合は分からんわ」

 ―選手に慢心はないと思うが、優勝した翌年だからこそ気を付けることはあるか?
 「いやいや、去年のオフより今年のオフの方が選手と接する機会が多かったけど、チャラチャラして慢心するような感じはないし。性格的にもな、チャラチャラするのおらんよ。昔はいっぱいおったけどな、こんな時にこんなんしてる場合じゃないやんっていうのがおったけど。そういう選手もいてないし、まだまだ向上心を持ってる選手の方が多いんちゃうか、今は。大したもんと思うよ」

 ―具志川も視察するか?
 「そら、行ってもええし、別に決めてない。最初のクールでオーナーと会長が来るから行くんちゃう? 分からんけど」

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