江川卓氏 オリ由伸、楽天・松井、日本ハム・上沢に共通するメジャー挑戦時の注意点「直球に頼らないで」

[ 2023年11月8日 16:20 ]

江川卓氏
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 元巨人の江川卓氏(68)が自身のYouTube「江川卓のたかされ」を更新。米国留学時の自身の経験も踏まえてメジャー挑戦が濃厚な3投手にアドバイスを送った。

 オリックス山本由伸投手(25)について「彼はインコースもアウトコースも使って投げ分ける。メジャーはコースが使えない世界。そういう方法は使えなくなる」と指摘した。

 ただ、山本はカーブ、カットボール、フォークな球種も多彩で「縦の変化だけでいける」と太鼓判を押した。

 とくにMLB関係者が「レインボーカーブ(虹のアーチ)」と称賛する浮いて曲がるカーブは投げる投手が少ないので有効とした。

 ただ、注意すべきなのは「球が速いと驚かれることはない」と指摘した。日本では速球で無双していた江川氏自身も米国で球が速いと言われたことは一度もなく、「まあまあ速い」程度だったという。

 同じくメジャー挑戦が濃厚な楽天・松井裕樹投手(28)についても「スライダー、カーブが有効。ストレートに頼らない方がいい」と助言。

 日本ハム・上沢直之投手(29)にも「フォークボールを投げる投手なので活躍する可能性は高いが、データを多く取られてフォークを打たないで待たれたときどうなるか」と課題を挙げた。

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