ソフトバンク・王球団会長「常時出られるポジションに…」 和製大砲リチャードに覚醒を期待

[ 2023年11月8日 06:00 ]

打撃練習するソフトバンク・リチャード(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの王貞治球団会長(83)が7日、福岡県筑後市のファーム施設でリチャード内野手(24)に熱血指導を行った。

 リチャードは下半身のコンディション不良のためリハビリ組で調整中。この日は室内での練習後、タマスタ筑後で王会長、小久保監督が見守る中、30分ほど振り込んだ。フリー打撃の途中、王会長は身ぶり手ぶりを交えて指導。体調を心配していた王会長は「打っているところを見たら元気そうだったね。来年春(のキャンプ)までにしっかり体を治してね」と話した。

 リチャードは「見られているという力が発動して、ここ最近では一番良かった」と笑顔だった。前日6日から宮崎で実施中の野手キャンプに参加するプランもあったが、小久保監督と話して筑後に残って治療を優先する方針を確認。「ここで焦って来年スタートできないのが一番良くないので。ケガとしっかり向かい合って」と前向きに話した。

 チームは右の長距離打者がここ数年の強化ポイント。前日6日には巨人からウォーカーをトレードで獲得したばかりだが、リチャードの飛距離にほれ込む王会長は「なんてったって和製大砲なんだから。常時出てもらえるようなポジションについてほしい」と、7年目の来季こそブレークを願っていた。

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