巨人・山崎伊織が2安打完封! 7度目挑戦で自身初の待望2桁勝利 53日ぶり白星に笑顔はじける

[ 2023年10月4日 20:09 ]

セ・リーグ   巨人1―0DeNA ( 2023年10月4日    東京D )

<巨・D25>巨人先発の山崎伊(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の3年目右腕・山崎伊織投手(24)が4日、チームの今季最終戦となったDeNA戦(東京D)で今季23度目の先発登板。プロ初の9回をわずか2安打に抑えてプロ初完封を飾り、7度目の挑戦でプロ初の2桁勝利となる今季10勝目(5敗)をマークした。

 70勝70敗2分けの勝率5割で迎えた今季最終戦。敗れれば球団史上初の3年連続シーズン負け越しが決まるという大事な一戦で先発マウンドを託された。

 初回、1番・林にいきなり右前打されて1死二塁のピンチを背負ったが無失点で切り抜けると、2回はソトと山本を連続三振に仕留めて3者凡退。3回には桑原、東、林を3者連続三振で前の回から5者連続奪三振とし、自身初のシーズン規定投球回(143)に到達した。

 8月12日のDeNA戦(東京D)で今季9勝目をマーク。だが、自身初の2桁勝利に王手をかけて以降、好投しながらも打線の援護に恵まれず6試合連続の足踏みが続き、今回が7度目にして最後の挑戦となった。

 この日は味方打線が2回に吉川の適時打で幸先よく先制。だが、援護はこの1点だけで、すでに16勝を挙げてセ・リーグ最多勝のタイトル獲得を決めている相手先発左腕・東との投げ合いは1―0のまま進行した。

 山崎伊は初回、1番・林にカットボールを右前打されたが、そこから8回まで24人連続アウトに。1―0のまま迎えた9回には先頭の代打・楠本に初回以来の安打となる左前打を許し、続く代打・柴田の犠打を自ら処理するもファンブルして無死一、二塁。林の送りバントは自ら処理して三塁封殺し、1死一、二塁となった。

 だが、ここで関根を三邪飛に打ち取り2死一、二塁。今季限りで現役を引退する代打・藤田を空振り三振に仕留めて2安打完封勝利を飾ると、最高の笑顔がはじけた。

 投球内容は9回で打者30人に対して111球を投げ、2安打無失点。6三振を奪って四死球はなく、直球の最速は9回最後の打者・藤田を空振り三振に仕留めた152キロだった。

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