阪神・中野 最多安打タイトルは最終戦で決着! DeNA・牧と一騎打ち「重圧もあるけど楽しみながら」

[ 2023年10月4日 05:15 ]

阪神・中野(撮影・北條 貴史)
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 阪神・中野が繰り広げてきた激戦の最多安打争いも、ついに決着を迎える。DeNA・牧と並んで現在リーグトップの164安打。1本差で追っていた中日・岡林がこの日、巨人とのシーズン最終戦で無安打に終わったため、タイトルを懸けた三つ巴の争いは、WBCでも共闘した中野と牧に絞られた。

 「そういう争いができるのは本当に自信にもなるし、なかなか経験できることでもない。プレッシャーもありますけど、しっかり最後まで楽しみながら(タイトルを)獲れたらラッキーぐらいの気持ちでやっていきたい」

 安打数への過剰な意識を避けるべくこだわってきたのが、チームで唯一続けてきた全試合フルイニング出場だ。二塁コンバート、春先のWBC参加がありながらも、岡田阪神に不可欠な存在として、ここまでグラウンドに立ち続けてきた。

 「ここまでケガなくこれたことはよかった。正直、142試合フルでここまでくるとは思っていなかったですけど」

 最多安打と最多犠打の同時達成は16年の菊池(広島)以来だが、フルイニング出場しながら同時達成となれば史上初の快挙となる。「ここまできたので、しっかり最後まで出続けたい気持ちはあります」。最終戦も意識は同じ。勝利に貢献した末の、吉報を待つ。(阪井 日向)

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