明大OBでフォークの神様・杉下茂氏を追悼して明大ナインが喪章付け試合に

[ 2023年9月9日 11:08 ]

<東大・明大>試合前、6月に亡くなったOBの杉下茂さんに黙とうが捧げる明大ナイン(撮影・村上 大輔)
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 東京六大学野球の秋季リーグ戦が9日開幕。チームとしては戦後初の4連覇に挑む明大が開幕戦に登場した。

 試合前には同校OBで6月12日に97歳で亡くなったフォークの神様こと杉下茂氏を追悼するセレモニーが行われ、選手はユニホームの左袖に喪章を付けて試合に臨んだ。

 杉下氏は戦後、社会人のいすゞを経て明大の専門部に入学。3年間在籍したが優勝は叶わなかった。その後、中日に入団し球団初の日本一にもエースとして貢献。明大から中日に入団した川上憲伸、柳裕也らは特にお世話になった。

 球場に駆けつけた土井淳・前駿台倶楽部=明大OB会=会長(90)は「杉下さんは中日で私は大洋と球団は違ったけど、よく可愛がってもらいました」と当時を懐かしんでいた。現役部員は直接会うことはなかったが、偉大な先輩の思いを胸にリーグ戦に臨んだ。

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