阪神・岡田監督語録 バスター成功の大竹「その前はサインをわかってなかった」「カウントダウンは…」

[ 2023年9月9日 19:56 ]

セ・リーグ   阪神5ー1広島 ( 2023年9月9日    甲子園 )

<神・広>10勝目を挙げた大竹(右)とハイタッチをかわす阪神・岡田監督(撮影・北條 貴史)
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 阪神は先発の大竹が投打で活躍して、今季4度目の7連勝。マジックを7に減らした。岡田監督と報道陣のやりとりは以下の通り。

 <テレビ・インタビュー>
 ―序盤に先制して、快勝だった。
 「そうですね。やっぱり、2回は大きかったですね」

 ―大竹はバントの構えからヒッティング。あの場面の狙いは?
 「いやいや、狙いというか。(広島の守備が)前に来たからね。で、変えたんですよ」

 ―大きな一打だった。
 「あそこまで飛ばしたのは初めてじゃないですか? 大竹。最長飛距離ですね(笑い)」

 ―2ボール1ストライクから、その前はバントで一塁走者を進めるサインだった?
 「そうそう。バント、バント」

 ―サインを変えるタイミングはさすがの嗅覚。
 「その前のボールで、(大竹が)サインをわからんかった。2回目のサインで、やっとわかった。あのカウント(2ボール1ストライク)で」

 ー2回は打線もつながった。
 「そうね。いつも、何ていうか、坂本にバントさせてね、あんまり期待をしていない打順なんで。木浪が打たなくてもいいという感じだった。まあ、1点先行したらいいと思っていたのが、木浪も打ったし、バスターもうまく成功したんで。1点でいいと思っていた回に、4点も取れたので。それは大きかったですね。やっぱりね」

 ―投手・大竹は今日もいい内容だった。
 「いや、もうね、けっこうね、ストレートで最初から飛ばしていたみたいで。今日は7回で替えようかなと思ったけど、まああそこ(7回)1点ね、エラーからだけど、あとのピッチャーも全然元気なので、まあそこでスパッと替えることにしましたね」

 ―今日も四球なしだった。
 「ああ、ねえ、どうだろう、昨日(8日)の刺激もあるのかな。村上に先に…、先に10勝って言ってもそんな先、後の問題じゃないんだけど、昨日も(村上が)無四球でいっているしね、そういう意味でも、コントロールがいいのでそんなに連打を食わないので、フォアボールが絡まなかったら大量失点にはならないので、そのへんはやっぱり安定感というか、そういうのはありますね」

 ―マジックが7。ファンはカウントダウンという心境。
 「これは試合をしたら、明日も広島ですけど、なんとか勝っていけば減っていくんで。まあ、もう少し、楽しみに(笑)、ゲームやっていきます、はい」

 <ペン取材>
 ―大竹の打球はよく伸びた。
 「ああ、そう、打った瞬間、見づらかった、オレも。みんながウォーって言うたからさ」

 ―サインが分からなかったのは2ボールからか。
 「そうや、うん。あの時分からんかったんや」

 ―結果的に見逃したことで、バント継続の雰囲気を演出できた。
 「違う違う違う。だから、ゲッツー態勢に入ったからな、バントさしたんや。本当は2死二、三塁で近本でええと思たからな。バントの構えで前に来たからさ、それでバスターに変えたんや。バスターやったらゲッツーにならんやんか、その守備体系のお陰やろな、あのバスターはな」

 ―対戦を重ねている広島に好投した。
 「広島に関してはな、左バッターの方が打率がええからなあ。(左打者が)昨日よりも多かったよな。まあでもやっぱりちゃんと投げたら、ちゃんと投げたらていうたらおかしいけどな、やっぱりコントロール間違いをしなかったら、やっぱり打たれないいうことやろな。そら、向こうも対策を練ってると思うけど。練ってるから、左バッターを並べてな。そら堂林とかは当たってるから、今日は、末包も来るかなと思ったけど」

 ―大竹が最近投げているスローボールは?
 「まあ、バッターからしたら嫌やろなあ。まあ、だから、それも余裕があるからやで」

 ―ローテを配置転換して大竹を広島戦にまわしたことも奏功した。
 「そうやなあ。開幕当初は、オレは去年の成績をほとんど見ないって言ってたけど。また偏ってしまうから。でもまあ、今年1年やって、あれだけローテーションで投げていたら、相性とか出てくるからさ、数字に。それやったらこの時期になったらな、自分の得意なところに行かせてやらんとな。まあ、(大竹の)間隔も中6日でずっと行ってたから、ちょっと開けられてよかったんちゃうかな。リフレッシュしてな」

 ―最後は岩崎をいかせた。
 「3点差やったら(9回の頭から)いかしとったけどな。あのままやったから、よう出しよったわ、うまいこと桐敷も。あれでセーブが付いたわけやからな」

 ―タイトルも狙える。
 「そらあ、狙えるところにおったらな、獲らせたらなあかんから。(走者が)2人、2人(出ろ)言うとったんや」

 ―復帰した近本も得点に絡んでいる。
 「もう普通やろ、それが。まあ普通にやったら、最低外野フライでもうまいこと点が入るっていう打ち方するもんな、やっぱり」

 ―一気にマジック3減の気持ちは?
 「3っていうのは俺も分からんけど、新聞で見ただけやけどな。引き分けの数か?」

 ―1ケタになると、カウントダウンというイメージ。
 「いやいや。カウントダウンはまだやろ。やっぱりシングルでも片手以下やろ。片手にならんとやっぱり強くないもんな、ゴルフでも。そういうことやろ。(ハンディキャップの)8とか9は弱い」

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