DeNA・大和　2年ぶり6度目サヨナラ打も“死球配慮”で喜び控え目　4位巨人に2・5差

セ・リーグ   DeNA2－1ヤクルト （ 2023年9月8日    横浜 ）

＜D・ヤ＞延長10回、サヨナラ打を放った大和（撮影・島崎忠彦）
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　雨中の延長戦。DeNAに劇的なサヨナラ勝ちをもたらしたのはプロ18年目、35歳のいぶし銀・大和だ。

　1―1の10回。1死二、三塁から目の前で5番・ソトが申告敬遠された。「満塁になるだろうなと思っていたので、気持ち的にスッと入れた」。初球のカットボールを右前へ運んだ。自身2年ぶり6度目のサヨナラ打。でも、喜びは控えめだった。「（相手の）中村選手がああいう形（左頬付近の死球）で退場していたので」。大和らしい配慮だった。

　前日にナイターの広島戦で連敗を止め、広島から横浜へ当日移動のゲーム。「きついです」と言いながら仕事を果たした。「頼りになる男です」。三浦監督も絶賛する大和のバットで連勝。CS争いで4位・巨人を2・5ゲーム差に離した。（秋村　誠人）