ロッテ・朗希 ぶっつけ!10日オリックス戦復帰登板 7・24ソフトB戦以来48日ぶり

[ 2023年9月9日 05:00 ]

負傷後初めて、報道陣の前でキャッチボールする佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 左脇腹の肉離れで戦線離脱していたロッテ・佐々木朗希投手(21)が、10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で復帰登板する。吉井監督が同日について「朗希、まず先発で」と明言した。

 佐々木朗はこの日午前、医療機関で7月24日に痛めた左脇腹を検査し、完治したと診断を受けた。7月24日のソフトバンク戦以来48日ぶりの復帰登板となるが、指揮官は「そんなにフルは投げない。5回も投げないと思う」と説明した。

 故障直後は全治2カ月の診断だったが、驚異的な回復力で順調にリハビリを続けた。8月末までに計3度のブルペン投球を行い、3日には小川、大下を相手にライブBP(実戦形式の打撃練習)を実施。オリックス戦が雨天中止となったこの日は、球場内ブルペンで約20球を投じた。

 ポストシーズンを見据えて佐々木朗の復帰は朗報。吉井監督は「彼も将来のある選手なので、そんなにむちゃはしない」と10日以降の登板は流動的と慎重な姿勢を見せたが、期待もある。2位をキープしつつも9月は2勝4敗で「チームは今、調子が悪いので勢いをつけるような投球を期待しています」と右腕のぶっつけ復帰を起爆剤としたいところだ。

 プロ4年目の今季、WBCで日本の優勝に貢献。離脱前までに13試合で7勝2敗、防御率1.48で130奪三振だった右腕が、残り24試合のラストスパートに加わる。

 ≪ロッテ・朗希 離脱の経過≫▼7・24 ソフトバンク戦で6回2死からの栗原への90球目を投げた際に左脇腹に違和感を感じる。6回1失点9奪三振で降板。

 ▼7・25 千葉県内の病院で「左内腹斜筋損傷」と診断され出場選手登録抹消。吉井監督は全力投球まで最低2カ月を要すると説明。

 ▼8・27 ブルペンで2度目の投球練習。捕手を立たせて20球。同29日には捕手を座らせて投球練習した。

 ▼9・3 ZOZOマリンで同僚の小川、大下を打席に立たせて実戦形式の投球。

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