能見篤史氏「僕が投げるとすれば嫌なタイプ」という“くせ者”の左打者 新人王候補にも挙がる注目選手とは

[ 2023年7月4日 15:21 ]

スポニチ評論家・能見篤史氏
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 スポーツニッポン評論家でもある能見篤史氏(44)が、3日に放送されたMBSの情報番組「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)に出演。オリックス期待の打者を紹介した。

 番組で新人王候補としても取り上げたのが、育成選手として入団した1年目の茶野篤政外野手(23)だ。開幕前に支配下選手登録されると、育成枠入団では史上初となるルーキーでの開幕スタメンに抜てき。3日現在の打率・262はパ・リーグ8位の成績を残している。

 能見氏は「すごいですよ。落ち着いた感じで、ルーキーらしくない雰囲気を持っています」と評価し、打棒についても「何試合か見させてもらいましたが、左投手のスライダーを苦にしない打者。(左打者は)外に逃げるボールなので、対応が難しいのですが、茶野選手はあまり苦にしない」と認めた。左対左なら、通常ならば投手が有利だが、左投手の能見氏も「僕が投げるとすればちょっと嫌なタイプの打者」と称したほど“くせ者”の打者だ。

 入団1年目の選手は、全てが初めての投手。それでも能見氏は「初めて対戦する投手ばかりなのに、普通に対応してしまう」と茶野の適応力にも驚いていた。若手をうまく使うことでチーム内でも刺激がある、との声に、同氏は「若手が出てくると、ベテランの居場所がなくなってしまうので“これはアカン”となる」と、チームの底上げを生んでいるとし、キーマンにも挙げていた。

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