ソフトB・デスパイネ　日本ハム戦緊急参戦も！　4日に1軍合流で最終テスト「監督が判断する」方針

ソフトバンク・デスパイネ
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　ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手（37）がきょう4日に1軍に合流する。3日、ペイペイドームでの投手練習に参加した森浩之ヘッドコーチ（58）が当日の日本ハム戦の試合前練習の動きを見て出場選手登録するか最終判断すると話した。登録されれば指名打者か代打での出場が濃厚で、昨季打率.333と好相性だった相手先発・伊藤を攻略するための貴重な戦力になる。

　“親方”が久しぶりにペイペイドームへ帰ってくる。再入団したデスパイネがきょう4日の日本ハム戦から1軍に合流。この日、ペイペイドームで行われた投手練習に参加した森ヘッドコーチは「明日は練習参加。そこで監督が（出場選手登録するか）判断する」と明言した。

　デスパイネは3軍で2試合に出場し、計5打数3安打2四球と結果を残した。計7打席で5度出塁し、二塁打2本と昨季までと、変わらない打撃センスの高さを見せた。ただ、1軍に昇格させるか否かについて、森ヘッドは「もう少し2軍戦に出るか、どうするのかという話し合いは明日（4日）になる。まだ登録じゃない。俺らの目で見ようかと」と試合前練習の総合的な動きを見て判断する。

　デスパイネ自身はスタンバイOKだ。2日の3軍戦前に「（打撃の）調子はいい」と話し、「自分の能力を発揮できるよう集中して打席に立ちたい。1軍は凄く調子がいい。優勝にも近づいていると思うので、自分も参加して優勝できるように頑張りたい」と意欲を示している。きょう4日に対戦する日本ハムの先発・伊藤とは昨季9打数3安打、打率・333と好相性。ここ4試合連続でクオリティースタート（QS＝6回以上投げ、自責点3以下）と調子を上げている伊藤の攻略へ、貴重な戦力になる可能性はある。

　ただ、首脳陣は昇格決定について、ここまで慎重なのには理由がある。チームは2日の西武戦で5連勝と好調。レギュラー組はもちろん、控えに回った選手たちの活躍もあって今季最長の連勝をマークしている。森ヘッドは悩ましげに「登録したら誰か一人落とさないといけないリスクも考えて。5連勝してる中、それでも（デスパイネが）いるんですかと。チーム編成を考えながら」と難しい判断になると語った。

　首位固めのためにベストな選択は――。走塁面に不安を残している助っ人の状態を異例の“最終テスト”でしっかりと見極める。　（森　寛一）