巨人・山崎伊織「大城さんは本当にいつも助けてくれる」と感謝 けん制アウトは「大きなプレー」

[ 2023年7月4日 21:07 ]

セ・リーグ   巨人5―1中日 ( 2023年7月4日    バンテリンD )

<中・巨>5勝目をあげた山崎伊 (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人の3年目右腕、山崎伊織投手(24)が中日戦(バンテリンD)で7回4安打1失点と好投。6月1日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来4試合&33日ぶりとなる今季5勝目をマークした。

 3回まで完全投球という最高の立ち上がり。2―0で迎えた4回、11人目の打者となった岡林に中前打されて初めて走者を塁に出すと、続く石川昂の左翼線二塁打で1点返され、2―1となった。だが、その後も順調にイニングを重ねた。2―1のまま迎えた7回には安打と四球で1死一、三塁のピンチを招いたが、自らのけん制で一走・高松(宇佐見の代走)を刺し、高橋周を空振り三振に仕留めて得点を許さなかった。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ山崎伊は「まず先制していただいて、テンポ良く。中8日空いたんですけど、守ってもらいながらなんとか7回投げ切れたんで、良かったと思います」と笑顔。

 立ち上がりについては「先制点を与えないっていうのを、きょうは凄い自分で思いながら投げてたんで。立ち上がりから100%でいきました」と振り返り、先頭打者として初球を叩いた自らの左前打から丸の先制2ランにつながった3回の第1打席については「“初球からいっていいよー”って言ってもらったんで。えへ。まぁ、ヒットになって良かったです」と頬を緩ませた。

 自身の打撃については「長いイニング投げたら打席も回ってくるんで。まずは長いイニング投げれるように、を意識して投げてます」という山崎伊。

 ピンチに自らのけん制で代走・高松をアウトに取った7回の場面については「ピンチだったんで。あと、足の速い選手なので。いつ走ってくるかも分からないんで。大城さんとサインやりとりしながら。本当にあそこは大きいプレーだったと思います」と胸をなで下ろしていた。

 その大城卓は2―1で迎えた8回に貴重な追加点となる11号3ラン。「大城さんは本当にいつも助けてくれるんで。ありがとうございます、大城さん」と感謝した。

 これで今季5勝目。昨季の自己最多に早くも並び、プロ通算10勝となった。「1カ月なかなか勝てずに。ようやく去年に並べたというか。ここから本当に1勝、1勝、全力で。頑張りたいと思います」と声を弾ませていた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月4日のニュース