前西武監督・辻発彦氏 著書発売記念サイン会が大盛況 古巣の戦いぶり憂う

[ 2023年7月4日 05:00 ]

三省堂有楽町店でサイン会を行った西武前監督の辻発彦氏(撮影・花里 雄太)
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 前西武監督の辻発彦氏(64=スポニチ本紙評論家)の著書「つじのじつ話(わ) 自分らしく、あるがままの監督論」(ベースボール・マガジン社、税込1760円)の発売を記念したサイン会が3日、三省堂書店有楽町店で開かれた。

 事前申し込みの先着200名は即日完売。辻氏は午後6時半から約2時間、握手や写真撮影に応じながら、著書に「一生青春 辻発彦」とペンを走らせ「これも初めての経験。俺も青春まっただ中。本当にありがたいよね」と感謝を口にした。 著書は全6章で、監督時代の背番号と同じ85個の実話から構成。プロ入り前から現役、コーチ、監督時代、そして退任後の現在と内容が多岐に渡る中、辻氏は見所を「現役から監督5年目までと(監督最終年の)6年目の違いかな」と表現。「監督という立場で厳しいこともいっぱいあったけど、本当に素の自分で楽しくできた。監督6年目は経験したことのない幸せな1年だった」と話した。

 松井稼頭央新監督が率いる西武は3日現在、最下位と苦しんでおり「状況が悪すぎるよね。去年もピッチャーが試合をつくって、ある程度点が取れたから試合になったんだけど、そこで点を取れないとピッチャーにやっぱり負担がかかるからね」と投打がかみ合わない現状を憂いていた。(花里 雄太)

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