マクガフがっくり 1年前開幕戦でサヨナラ二塁打された吉田正に今度はサヨナラ2ラン被弾

[ 2022年10月27日 22:38 ]

SMBC日本シリーズ第5戦   ヤクルト4―6オリックス ( 2022年10月27日    京セラD )

<オ・ヤ>9回、吉田正にサヨナラ2ランを浴びたマクガフ(撮影・村上 大輔)
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 レギュラーシーズンでリーグ2位の38セーブを挙げたヤクルト守護神、スコット・マクガフ投手(32=米国)が2勝1敗1分けで迎えたオリックスとの日本シリーズ第5戦(京セラD)で3試合ぶりに登板。同点とされた後で4番の吉田正尚外野手(29)にサヨナラ2ランを浴びるまさかの3失点で敗戦投手となった。

 4―3と1点リードで迎えた9回だった。マクガフは4番手としてマウンドへ。勝てば球団初の2年連続日本一に王手をかけ、先発投手のドラフト1位左腕・山下は新人として球団初の日本シリーズ勝利となるところだった。だが、先頭の代打・安達をいきなり四球で塁に出したところから一気に暗転した。犠打で1死二塁としてから西野の投手強襲安打を一塁悪送球する間に同点。この時点でマウンドにがっくりと座り込んだマクガフだったが、続く中川圭を空振り三振に仕留めて2死までこぎつけた。だが、続く吉田正に1ストライクからの2球目、高めに浮いたスプリットを右翼スタンドへ叩き込まれるサヨナラ2号2ラン被弾で衝撃的な幕切れとなった。

 昨年の日本シリーズでは第1戦(京セラD)で2点リードの9回に登板しながら1死も取れずに3失点し、吉田正にサヨナラ二塁打を打たれて敗戦投手に。第3戦、第4戦(ともに東京D)で連続セーブを挙げるも1点リードの場面でともに得点圏まで走者の進塁を許し、第5戦(東京D)では同点の場面で登板して先頭打者に決勝アーチを浴びて敗戦投手になるなど苦しいマウンドが続いた。

 それでも、最後まで信頼してマウンドに送り続けた高津監督に応えるように極寒の中で開催された第6戦(ほっともっと神戸)では同点の延長10回から3イニングの回またぎを無安打に抑えて日本シリーズ初勝利。結局、6試合中5試合に登板して1勝2敗2セーブという結果を残した。

 2年連続で同じ顔合わせとなった今回は22日の第1戦(神宮)で2点リードの9回に登板し、1死一、二塁のピンチを招くも杉本、代打・頓宮を連続三振に仕留めてセーブを挙げ、23日の第2戦(同)では3―3で迎えた延長10回に1死から連打などで一、三塁のピンチを招くも無失点で切り抜けてホールドをマークしていた。これで今シリーズは3試合に登板して1敗1ホールド1セーブとなっている。

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