サンタナも続いた!“お目覚め”1号ソロ 8番降格に奮起 前回8番では村上とアベック弾“吉兆”

[ 2022年10月27日 19:09 ]

SMBC日本シリーズ2022第5戦   ヤクルト―オリックス ( 2022年10月27日    京セラD )

<オ・ヤ>2回、左越えソロを放ち天を指さすサンタナ(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトのドミンゴ・サンタナ外野手(30=ドミニカ共和国)が2年連続で同じ顔合わせとなったオリックスとの日本シリーズ第5戦(京セラD)で貴重な追加点となる1号ソロを放った。

 「8番・DH」で先発出場。オスナの中前適時打で初回に1点先制し、1―0で迎えた2回だった。1死走者なしで入った第1打席。相手先発左腕・田嶋がフルカウントから投じた6球目、真ん中に入った142キロ直球を見逃さず、左中間スタンドへ叩き込んだ。

 サンタナは「打ったのはストレート。なかなかチームに貢献できていなかったので少しでもチームのためにという思いでした。良い角度で上がってくれました」とコメントした。

 第4戦まで14打数3安打の打率・214と打撃不振が続き、この日は昨年9月7日の阪神戦(甲子園)以来となる8番での先発出場となったサンタナ。その時も奮起の10号アーチを放っており、チームは村上とのアベック弾で12―0の快勝と“吉兆”の一発となった。

 9月25日に行われたDeNA戦(神宮)の8回、守備中に負傷交代。代わってイニング途中で右翼に入ったドラフト2位ルーキーの丸山和が0―0で迎えた9回、1死二塁で相手3番手左腕・エスコバーから左中間にはじき返すサヨナラ二塁打を放ち、1―0で勝って2年連続9度目の優勝を決めていた。優勝決定試合で新人がサヨナラ打を放つのは史上初の快挙だった。

 サンタナは9月27日に登録抹消となったが、10月12日に出場選手登録されると、同日行われた阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦(神宮)で6回にバックスクリーンへ飛び込む1号2ランを放つなど3打点といきなり活躍。CSでの安打はこの一発だけだったが、13日の第2戦、14日の第3戦ではいずれも2四球を選んで勝利に貢献していた。22日の日本シリーズ第1戦では2三振を喫して3打数無安打に終わり、7回の守備から丸山和との交代でベンチへ。23日の第2戦では4回に中前打を放つなど3打数1安打、25日の第3戦では3三振を喫して4打数1安打、26日の第4戦では2三振を喫して4打数1安打だった。

  【サンタナの2022年ポストシーズン全打席】
12日 阪神戦 右邪飛、中犠飛、中本
13日 阪神戦 右飛、二ゴ、四球、四球
14日 阪神戦 中飛、四球、四球、空三振

22日 オリックス戦 空三振、三ゴ、見三振
23日 オリックス戦 空三振、中安、空三振、四球
25日 オリックス戦 空三振、中安、空三振、空三振
26日 オリックス戦 右飛、中安、空三振、空三振
27日 オリックス戦 左中本

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