クラスメートとともに巨人入り 桐生第一・三塚&北村「仲間ですが、ライバル」 支配下昇格へ共闘誓う

[ 2022年10月27日 18:16 ]

指名あいさつを受けた桐生第一の北村(左)と三塚(右)と巨人・水野スカウト部長(中央)
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 巨人から育成ドラフト6位で指名を受けた桐生第一の三塚琉生(るい)外野手(18)と、同8位の北村流音(りお)投手(17)が27日、群馬県桐生市の同校で水野雄仁スカウト部長らから指名あいさつを受けた。

 2人は2年生から2年間同じクラス。授業でもグラウンドでも同じ時間を過ごした。三塚は「身近な存在がまた同じチームにいるので、しっかり切磋琢磨して高め合っていけたら」と語り、北村も「仲間ですが、ライバルなので負けないようにしっかりやりたい」と意気込んだ。

 最速145キロ右腕の北村だが、水野スカウト部長は「内野手として獲得した」と話し、野手として育成予定。担当の内田強スカウトも「打撃をやってる姿を見たときに非常にいいスイング力を持ってると」と評価し、同校の今泉壮介監督も「バッティングもいいですし、肩も強い」と太鼓判を押した。北村も「バッティングは好き。これからもっと磨いていきたい」と鼻息を荒くした。

 長打力が魅力の三塚は幼少期から何度も東京ドームに足を運んだG党。「巨人ファンで、プロ野球選手になりたいという、その夢がどちらも叶った」と喜んだ。憧れは亀井打撃コーチで「自分も勝負強い選手になりたい」と目を輝かせた。

 9日に川崎市のジャイアンツ球場で行われた入団テストでアピールに成功し「駒田3軍監督、川相総合コーチの後押しがあった」と水野スカウト部長。2人はドラフト当日に「お互い切磋琢磨して支配下に絶対いこう」と誓った。クラスメートであり、ライバルとの約束を果たす。

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2022年10月27日のニュース