ヤクルト山下、球団初の日本シリーズ新人勝利なるか　日本S球団最年長安打の青木は6番→2番に

[ 2022年10月27日 17:52 ]

SMBC日本シリーズ第5戦ヤクルト―オリックス（ 2022年10月27日京セラD ）

　2年連続4度目の顔合わせとなった「SMBC日本シリーズ2022」（7試合制）は27日、京セラドームで第5戦が行われる。セ・リーグ優勝チームのヤクルトは第4戦で初黒星を喫し、ここまで2勝1敗1分け。この日の第5戦で勝利を収めると、球団史上初となる2年連続日本一に王手がかかる。

　午後6時半の試合開始に先立って先発メンバーが発表され、第4戦で「6番・左翼」に入って今シリーズ初スタメンを果たし、日本シリーズ球団最年長記録となる40歳9カ月で安打を放った青木は9月2日の中日戦（神宮）以来となる「2番・左翼」で2試合連続先発出場となった。

　レギュラーシーズンで日本選手新記録となる56本塁打を放つなど史上最年少で令和初の3冠王に輝き、第1戦で1号ソロ、第3戦で3打点、第4戦では今シリーズ初の無安打だった主砲・村上は不動の「4番・三塁」。日本シリーズに入ってから打率・467と好調の塩見は「1番・中堅」、同じく打率・529と好調のオスナは「5番・一塁」に入った。6番に入ったキブレハンは来日初の「右翼」で先発出場。DH出場となるサンタナの8番は昨年9月7日の阪神戦（甲子園）以来となる。

　ヤクルトの予告先発投手はレギュラーシーズンで2試合に登板（いずれも先発）して1勝1敗、防御率1・46のドラフト1位ルーキー左腕・山下。新人投手の日本シリーズ先発はヤクルトでは1992年の石井一久（現楽天監督）以来30年ぶりで、勝利投手となれば球団初の快挙となる。

　両チームの先発メンバーは以下の通り。

　【先攻・ヤクルト】
1番・中堅・塩見
2番・左翼　青木
3番・二塁　山田
4番・三塁　村上
5番・一塁　オスナ
6番・右翼　キブレハン
7番・捕手　中村
8番・ＤＨ　サンタナ
9番・遊撃　長岡
先発投手：山下

　【後攻・オリックス】
1番・中堅　佐野皓
2番・二塁　西野
3番・左翼　中川圭
4番・ＤＨ　吉田正
5番・右翼　杉本
6番・三塁　宗
7番・一塁　太田
8番・遊撃　紅林
9番・捕手　若月
先発投手：田嶋