オリックス・増井 前人未踏の記録「12球団勝利&ホールド&セーブ」消えた…5回2失点で降板

[ 2022年6月9日 19:51 ]

交流戦   オリックスーヤクルト ( 2022年6月8日    京セラD )

<オ・ヤ>2回2死一塁、内山に先制の適時二塁打を浴びた増井(撮影・北條 貴史)
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 オリックスの増井浩俊投手(37)が、9日のヤクルト戦に先発し、5回2失点で降板。勝利投手の権利はなく、前人未踏の記録を逃した。

 プロ13年目の増井は、ここまで549試合に登板し、41勝45敗、158ホールド、163セーブ。すでに「12球団セーブ」「12球団ホールド」を達成し、勝利も含めた3部門でコンプリートすれば、プロ野球史上初の快挙だったが、唯一達成していなかったヤクルト戦の勝利は来季へお預けとなった。

 試合は2回、2死無走者から内山壮と奥村に適時打を浴びた。その後は無失点で抑えていたものの、味方打線の援護が1点のみで、5回を終えて1-2。6回から2番手の山田にマウンドを譲り、増井に勝利投手の権利はない。

 増井は昨年のヤクルト戦では5回2失点で勝利投手の権利を持ったまま降板したが、救援陣が追いつかれて惜しくも快挙達成は持ち越しとなっていた。今季は春季キャンプ中に右肘に違和感を覚えて開幕から出遅れていたものの、1日のウエスタン・リーグの広島戦で4回2安打1失点と好投し、唯一のチャンスに間に合った。

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