日本ハム・北山 球団新人新記録6S「光栄」 93年の山原和敏を抜いた

[ 2022年6月9日 06:00 ]

交流戦   日本ハム5-3DeNA ( 2022年6月8日    札幌D )

<日・D>9回、最後を締めた北山(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハム・北山が93年の山原和敏を抜く球団新人記録の6セーブ目をマークした。「試合が終わって広報の方に(記録を)お聞きして初めて知ったんですけど」と前置きした上で、「記録として残るのは光栄なことだなと思います」と喜んだ。

 2点リードの9回、先頭の代打・森を空振り三振させると、続く代打・戸柱は左飛。最後は関根の大きな当たりを右翼・万波がフェンス際で好捕した。全10球中8球が直球の真っ向勝負で3人を抑え、記録を達成した。

 150キロ超の直球に絶対の自信を持ってきたが、先月24、25日のヤクルト戦では2試合連続で最終回に決勝弾を浴びた。「僕の課題は精神的なタフさ」。遠征の飛行機の中ではアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏が愛読したというドイツの哲学者オイゲン・ヘリゲルの著書「弓と禅」を熟読。精神集中の仕方を説く本から積極的に学びを得ようとしてきた。「心と体は表裏一体。両方からアプローチしていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。(清藤 駿太)

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2022年6月9日のニュース